NewJeansやIVEが台頭するKポップ...TWICEの第2章が始まった
The Return of TWICE
ダヒョンが作詞を手がけたのは「BLAME IT ON ME」と「CRAZY STUPID LOVE」だ。
「歌詞を書き始めた頃は難しくて、どんな言葉でどんなメッセージを表現すればいいのか分からなかった」と、ダヒョンは言う。「でもこれまでに10曲以上を書いて、今ではずっと楽にできる。今回の2曲にはとても満足している」
ズーム(Zoom)の画面の向こうにいる9人は、リラックスした様子だ。時差と多忙なスケジュールのせいで、彼女たちがいる韓国は既に夜。最新アルバムのプロモーションのためのリハーサルを終えた後らしく、全員がカジュアルな格好をしている。疲れているはずだが、どのメンバーもそんなそぶりは見せない。
デビューから今年で8年になるTWICEは、長時間の仕事やきついスケジュールをこなすことにかけてはベテランだ。新アルバムについて丁寧に、熱心に話をしてくれる。
だが、これから始まる世界ツアーのことだけは、詳しく語ろうとしない。
4月15日のソウル公演で幕を開けるツアーの「パート1」では、約3カ月かけて5カ国を巡る。その後の追加公演も、近く発表される予定だ。
どんなパフォーマンスを披露するのか。できればもっと話したいが、あまり多くのことは明かせないという。
「ファンが驚くものになる。それは約束できるけれど、秘密だから」と、ジヒョは話す。「私たちのツアーの規模は、以前よりずっと大きくなっている。今年は、これまでで最大のスタジアム公演をする予定で、それほど多くのファンと一度に出会えることにすごく興奮している」
モモによれば、今回の振り付けは「かなり新鮮」だ。「私たちにとって大きな挑戦になる。今は何も教えられないけど、ものすごいサプライズになるのは保証する!」と、チェヨンが付け加える。
新たな領域に向かって
Kポップ産業が提供する魅力に世界が心底はまっているのは、TWICEをはじめとするグループのおかげだ。だが高まり続けるKポップ人気を前に、ひるんだりはしていないと、ジヒョは言う。
「プレッシャーを感じるよりも、今という幸運な時代に、大勢の人がKポップを愛してくれることに感謝している。努力して、アーティストとして力を尽くすことはもちろん重要だけれど、自分たちのエネルギーやありのままの姿を、できる限り多くの人と分かち合うことがもっと重要だと考えている」