最新記事
SNS

美貌で人気の米インフルエンサー、メイク・加工なしの「完全すっぴん」公開に称賛が集まる

2023年4月23日(日)13時30分
アリス・ギブス
アリックス・アール

@alixearle/TikTok

<美貌を作り上げるメイク術などが人気のアリックス・アールが、フィルター加工なしの「素顔」を動画で公開した>

美容系のインフルエンサーとして、その美貌を作り上げるメイク術などを投稿し、SNSで高い人気を誇るアリックス・アール(22)。そんな彼女が、メイクもフィルター加工も取り払った「すっぴん動画」をインターネット上に投稿し、大きな注目を集めている。

■【動画】これが美容インフルエンサーの真の素顔...アールが公開した「すっぴん」姿

現在カリフォルニア州インディオで開催されている野外音楽フェスティバル「コーチェラ2023」に参加しているアールは、「ソーシャルメディアはフェイクだ」と宣言する動画を、自身の500万人のフォロワーに向けて投稿した。

アール(ハンドルネームは@alixearle)は美容関連の動画や「GRWM(私と一緒に外出準備をしよう)」動画でメイクやファッションについての詳細を共有し、大きな人気を集めている。

ロンドン大学ジェンダー&セクシュアリティ研究センターに所属するロザリンド・ギル教授は、2021年に若い女性とノンバイナリーの人々、合わせて175人を対象に調査を実施。その結果、調査に回答した90%の人が、インターネット上に自分の写真を投稿する際にはフィルター加工や編集を行うと答えた。

2019年にカナダで女子大学生118人を対象に行われた、ソーシャルメディアの研究では、ソーシャルメディアを5分も見れば、身体イメージに関する不安が芽生えるか、あるいは不安感が悪化する可能性があることが分かった。

メイクもフィルターもなしの素顔をさらした

こうしたなか、私たちがソーシャルメディア上で目にするものの裏側にある「現実」を投稿する著名人が増えつつある。元大学バレーボール選手のビクトリア・ギャリックは、フォトショップを使えば動画の加工も可能であることを示す動画を投稿した。自撮り写真の加工フィルターは人気を博しているが、まるで美容整形をしたかのように見えるフィルターアプリは物議を醸し、インスタグラム上での使用は禁止となっている。

@victoriabrowne

wait for it...

Build a B*tch - Bella Poarch

コーチェラ2023にはバッド・バニーやゴリラズなどの人気アーティストが出演。アールは同フェスティバルに着て行った服を紹介するショート動画などを公開する一方で、ノーメイクの顔を撮った動画をソーシャルメディアに投稿した。

普段の投稿をさらに上回る注目を集めたこの動画の中でアールは、「どうしてそんなに肌がきれいなの?というコメント」を受けて、メイクを落としてフィルターも外し、素顔をさらすことにしたと説明した。

自動車
DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ──歴史と絶景が織りなす5日間
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ミャンマー地震の死者1000人超に、タイの崩壊ビル

ビジネス

中国・EUの通商トップが会談、公平な競争条件を協議

ワールド

焦点:大混乱に陥る米国の漁業、トランプ政権が割当量

ワールド

トランプ氏、相互関税巡り交渉用意 医薬品への関税も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...スポーツ好きの48歳カメラマンが体験した尿酸値との格闘
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    最古の記録が大幅更新? アルファベットの起源に驚…
  • 5
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 6
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 7
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 8
    「炊き出し」現場ルポ 集まったのはホームレス、生…
  • 9
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 10
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 5
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 6
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 7
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中