【全文】元Jr.のカウアン・オカモトが「ジャニー喜多川氏の性加害」会見で語ったこと
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<ジャニー喜多川氏から初めて性的行為をされたのは15歳だった中学3年生のとき。「合宿所」と呼ばれるマンションで被害を受けた元Jr.はほかにもたくさんいる――。>
4月12日、かつてジャニーズ事務所に所属し、ジャニーズJr.(ジュニア)として活動していた歌手カウアン・オカモト氏(26、当時は岡本カウアン)が日本外国特派員協会で記者会見を行った。
オカモト氏は今月初旬発売の週刊文春で、ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(2019年に87歳で死去)から性暴力を受けていたと語っていた。
■【動画】記者会見の様子/現場となったジャニー喜多川氏のマンション内部映像
ジャニー氏の性暴力問題は、3月に放映された英BBCの番組『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』で取り上げられあらためて注目が集まっているが、BBCでも週刊文春でも性被害を語っているのは元ジャニーズJr.の人々だ。Jr.とはCDデビュー前のタレントの総称で、現在は約200人が在籍しているという。下は小学1年生もいるが、10代が中心だ(21年1月に22歳定年制が導入された)。
オカモト氏は会見の冒頭、手元の紙を見ながら以下のように語った。
僕は2012年2月、中学校3年生の時にジャニーズ事務所に入りました。 当時、名古屋のモデル事務所に所属していましたが、そのマネージャーがジャニーズ事務所に所属していた俳優の岡本健一さんのマネージャーと知り合いでした。僕は音楽活動をしたいと思っていたので、自分がジャスティン・ビーバーの「ベイビー」を歌っている姿を収めたDVDと音楽活動への思いを書いた手紙をマネージャー経由で岡本さんに渡しました。
すると2月12日、ジャニーさんから直接、僕の携帯電話に電話がかかってきました。その日、東京国際フォーラムで行われるジャニーズ事務所のグループSexy Zoneのコンサートに来なさいと言われました。 自宅のある愛知県から急いで新幹線に乗ってコンサート会場に行き、ジャニーさんと初めて会いました。目の前で「ベイビー」を歌うと、その日のコンサート舞台にいきなり上げられ、5000人の観客の前で「ベイビー」をアカペラで歌いました。その日から、ジャニーズジュニアとして活動することになりました。
歌い終わった後、僕はジャニーさんに青山のレストランに連れていかれ、ほかのジュニアたちと一緒に食事をすることになりました。その後、ほかの子たちと一緒に渋谷区内のジャニーさんのマンションに泊まることになりました。ジャニーさんはタワーマンションの最上階の2つの部屋を持っていて、2つの部屋をつなぎ合わせたとても広い部屋でした。中には広いリビングにカラオケルームやジャグジーなど、とても豪華な設備がそろっていました。