大物スターとの自撮りを大量投稿... 助演男優賞キー・ホイ・クァン、「セレブの自覚なさすぎ」と話題に
第95回アカデミー賞で助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァン(3月12日、ロサンゼルス) Mario Anzuoni-REUTERS
<映画『エブエブ』で再ブレイクを果たしたキー・ホイ・クァン。アカデミー賞の季節が終わり、彼の大物俳優たちとの記念写真がインスタ上で見られなくなることを寂しがるユーザーが続出>
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下エブエブ)での演技が評価され、アカデミー賞を始め、全米俳優組合(SAG)賞、ゴールデングローブ賞、全米映画批評家協会賞など今年の賞レースを席巻したキー・ホイ・クァン。
昨年から計80近い賞を受賞しているキー・ホイは、賞レース中に遭遇した大物スターたちとの記念写真をSNSに大量投稿しており、アカデミー賞が終わったことで「心温まる写真が見られなくなるのは寂しい」とロスを感じる人が続出している。
スターたちとの自撮りは「甥にとってのポケモンカード」と同じ
ブラッド・ピット、ベン・スティラー、マーゴット・ロビー、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ......キー・ホイのインスタグラムに登場する豪華な顔ぶれを見れば、彼がいかに昨年から今年にかけてハリウッドを席巻したのか分かる。昨年10月にアカデミー映画博物館で行われたガラでティルダ・スウィントンと撮影したツーショットを皮切りにオスカー像を手に授賞式の司会を務めたジミー・キンメルのトーク番組に出演した際の写真まで、そうそうたるセレブとの自撮りが収められている。
アカデミー賞にノミネートされた候補者たちが一堂に会する昼食会では、『トップガン マーヴェリック』を大ヒットさせたトム・クルーズと人差し指を重ね合わせるポーズを披露。その数週間後には、英国アカデミー賞授賞式でアリアナ・デボーズやジュリアン・ムーア、ジェイミー・フォックスらと記念撮影している。
もちろん子役としてデビューした1984年公開の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で監督を務めたスティーブン・スピルバーグ監督と笑顔で抱き合う微笑ましい写真もあり、アカデミー賞授賞式での抱擁が話題になったハリソン・フォードとの自撮りも披露している。
スターたちとの自撮りはもはや趣味のコレクションと化しており、「ポケモンカードを集めるのが大好きな甥がいますが、私は?セレブたちとの自撮りを集めることができてとても嬉しい」と綴っている。
『グーニーズ』(85年)で4人組の少年の一人を演じて日本でも人気を博したキー・ホイだが、当時のハリウッドではアジア系の役が少なかったため俳優を続けることが難しく、裏方に転身。武道の経験があったことからアクションシーンの振付師としてキャリアを積むも、演技を諦めきれず『エブエブ』で約30年ぶりに俳優に再挑戦。
作品が口コミで話題になると、ベトナム戦争の混乱から逃れてたどり着いた米国で人気子役になった生い立ちなどがクローズアップされ、感動的なカムバックを後押しした。