BTSのJIN、年内にも入隊か それでも兵役めぐる混乱は続く?
なぜ今、自主的な入隊を選んだのか?
とはいえ、北朝鮮の核ミサイルの脅威が高まりつつあるなか、「兵役免除」は簡単に決定できるものではなく、国会では与野党による論争が続いていた。
それなのになぜこの時点で所属事務所は入隊を発表したのか?
これについて、ビッグ・ヒット・ミュージック側は、「当社はアーティストたちとともに、これまで兵役履行計画を具体化してきた。決定した事項をお知らせする時期についてもたくさん悩んだ。2030年世界博覧会誘致支援に向けた釜山コンサートが終わった今が入隊を報告するのに最も適切な時期だと判断した」と説明した。
15日に釜山アシアド競技場で行われたBTSの単独コンサート「BTS <Yet To Come> in BUSAN」でJINは「(現在予定されている)最後のコンサート」と言及しており、このタイミングでの入隊を決意していたことを伺わせていた。
これで一件落着ではない?
これでJINを筆頭に、BTSメンバーが順次入隊するということで一件落着かと思いきや、まだ騒動が続く可能性がある。
それはイ・ジョンソプ国防長官が8月1日国会国防委員会で「BTSメンバーが軍に入隊しても、練習の機会を与えて、海外公演があれば一緒に公演できるようにする方法があると考える」と語ったのだ。
果たしてそのようなことが可能なのかどうか、真偽のほどは定かではないが、法律以上に世論の方が重要視される韓国だけに、国防の義務と法の下の平等は堅持しながら、BTSのもつ経済効果も手にできるというこのアイデアは、意外と実現するかもしれない。
ちなみに、兵役について所轄する兵務庁の関係者は、ビッグ・ヒット・ミュージックの入隊延期取り消しの発表を受けて「本人が延期の取り消しをすると、入隊待機者などを考慮して入隊通知を行う予定だ。現時点で正確な入隊時期は確定されていない」とコメント。また「役職などは入隊後の軍の所管なので具体的に確定したことはない」とも語っている。
JINをはじめとしたBTSメンバーをめぐる兵役問題はまだまだ話題になることだけは間違いない。