最新記事

アメリカが愛する大谷翔平

【MVP獲得】大谷翔平の素顔が分かる! 愛すべきエピソード10選

BEHIND “SHO-TIME”

2021年11月19日(金)11時30分
青池奈津子(ロサンゼルス在住MLBライター)

通訳の水原一平(右)によれば、大谷翔平は「耳が良い」 DUSTIN BRADFORD/GETTY IMAGES

<みんな大好き「オオタニサン」はフィールドの外ではどんな感じ? 大谷翔平、27歳の日常が垣間見えるとっておきのエピソードを一挙公開>

1)通訳が明かす英語力

渡米2年目の時点で、通訳の水原一平氏が「野球関係ならリスニングはほぼ完璧に理解している」と言っていたほど英語の上達は早い。水原氏によれば、「耳が良い。音楽など、1度聴けば『なんか前に聞いたことがある』と、メロディーを覚えてしまう」のだとか。英語でのコメントはまだ簡単なものしか披露しないが、選手らとは通訳なしでもよく話しており、ここ1~2年は、英語の質問に通訳される前から「うん、うん」とうなずいている。

2)チームメイトと携帯ゲーム

チームメイトとの交流を兼ねた大谷翔平の趣味は、携帯ゲーム。米大リーグ(MLB)新人時代の2018年、大谷がはまっていた対戦型オンラインゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(写真)を一緒にやろうとチームメイトの何人もが次々参加し、ロサンゼルス・エンゼルスで大流行した。NW_OTNgame_12.jpg一時はチームの半数近くが遠征中のバスの中で携帯にかじりつき、互いに対戦して盛り上がったという。大谷は日本ハムのメンバーも巻き込み、さらにはボストン・レッドソックスの数人も加わって、野球選手らのみのクラン(ゲーム内コミュニティー)でワールドワイドな交流が行われていたとも。なお、一番課金が多かったのはエンゼルスで最高年俸のマイク・トラウトだとか。(写真 COURTESY OF SUPERCELL)

3)音楽は雑食?

これまでMLBで使用した試合の登場曲は、ジャンルを問わず多彩だ。ヒップホップの「Showtime」(リル・ウェイン)や、人気アニメ『呪術廻戦』のエンディングテーマ「LOST IN PARADISE feat. AKLO」(ALI)、ポップスの「Wrapped UP」(オリー・マーズ)、エレクトリックな「Do Or Die」(アフロジャック VS サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ)、人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のテーマなど。MLB恒例の「新人の儀式」では人気ラテンポップ曲「デスパシート」の日本語バージョンで美声を披露したが、カラオケにはほとんど行かないらしい。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米自動車関税、年6000億ドル相当対象 全てのコン

ビジネス

米、石油・ガス輸入は新たな関税から除外=ホワイトハ

ワールド

トランプ米大統領の相互関税、日本は24% 全ての国

ビジネス

米関税強化、新興国社債の36%に「重大な」影響
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    トランプ政権でついに「内ゲバ」が始まる...シグナル…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中