最新記事

スター・ウォーズ完結編『スカイウォーカーの夜明け』への道のり

銀河最強のプリンセス、「スター・ウォーズ」レイア姫の物語(初心者向け&復習用)

Leia Organa

2019年12月21日(土)13時00分
ニューズウィーク日本版編集部

『エピソード6/ジェダイの帰還』で、ハン・ソロを助けようと犯罪王ジャバ・ザ・ハットの宮殿に乗り込んだレイアは、逆に捕まり、奴隷にされてしまう SUNSET BOULEVARD/GETTY IMAGES

<兄は弱気なジェダイ、夫は無頼漢、息子はダークサイドへ――。それでも正義のために戦い続ける真のリーダー、レイア・オーガナ。最新作『スカイウォーカーの夜明け』を観に行く前に押さえておきたい基礎知識を、特別編集ムックより>

レイア姫は、『スター・ウォーズ』シリーズがこの世に登場したときから、物語のカギを握る重要人物だった。シリーズ第1作『エピソード4/新たなる希望』でR2-D2 に託した、「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」というホログラム・メッセージが、壮大な物語の全ての始まりだった。

だが、レイア自身の生い立ちに大きな注目が集まるのは、『エピソード6/ジェダイの帰還』で、彼女がルーク・スカイウォーカーの双子の妹だと分かってからだ。
2019SWmook_cover200.jpg
彼女はジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーと惑星ナブーの元女王パドメ・アミダラの娘、レイア・アミダラ・スカイウォーカーとして生まれた。父がダークサイドに落ち、母が死去したため、レイアは惑星オルデランのベイル・オーガナと女王ブレハ・オーガナに引き取られる。

明確なビジョンと目的意識を持ち、フォースを感じる強い力があることから、ルークよりもジェダイの騎士に向いていると言われた(ヨーダもそう考えていた)。

だが、レイアはオルデランの王女として、政治の世界に身を投じる。14歳でオルデランの議員となり、銀河元老院の議員である養父の補佐官を務め、18歳のときにその後継組織である帝国元老院の最年少議員に就任。しかし銀河帝国の横暴に憤った彼女は、反乱同盟軍の活動に参加して銀河共和国の復活に尽力することになる。

そんなレイアの元に、惑星スカリフの勇敢なチーム「ローグ・ワン」から、帝国軍の軍事要塞デス・スターの設計図が届く。それに気付いたダース・ベイダーがレイアの船に乗り込んでくるが、レイアは間一髪で設計図をR2-D2に託し、砂漠の惑星タトゥイーンに送り出すことに成功する。「助けて、オビ=ワン・ケノービ」というメッセージを添えて。

そのR2-D2を盗賊から購入したのが、ルークだった。ルークは、父アナキンの師だったオビ=ワンの計らいで、タトゥイーンに住む親戚に育てられていた。そしてR2-D2を修理しているとき、偶然レイアのメッセージを見る。

一方、レイアはデス・スターに連行され、厳しい尋問を受け、反乱軍の秘密基地について嘘の情報を与える。それを知ったターキン総督は、レイアの故郷オルデランを、スーパーレーザー砲で惑星ごと吹き飛ばしてしまう。

そのまま捕らわれの身となったレイアの前に、いやに背の低いストームトルーパーが現れる。ルークだ。

【参考記事】 3分で分かるスター・ウォーズ過去8作のあらすじ(初心者向け&復習用)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中