最新記事

映画

3分で分かるスター・ウォーズ過去8作のあらすじ(初心者向け&復習用)

2019年12月20日(金)12時00分
森田優介(本誌記者)

97年に旧3部作を再編集した「特別篇」シリーズが上映され、その後、この前日譚となる新たな3部作、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99年)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)が順に公開されていった。

これが「新3部作」で、時代設定は旧3部作より前となる。主人公はアナキン・スカイウォーカー。ルークの父である彼が、成長し、やがて悪の道へと堕ちていく物語だ。

2015年、世界が待ち望んだ「エピソード7」が公開され、新たな3部作が始まった。これが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で、17年には「エピソード8」となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開。この2作と「エピソード9」に当たる最新作『スカイウォーカーの夜明け』が「続3部作」と呼ばれる。

続3部作は『エピソード6』の約30年後が舞台とされている。主人公は「フォース」を使える女性、レイ。ひょんなことから善と悪の戦いに巻き込まれるが、その出自ははっきりしていない。対する悪役はカイロ・レン。ルークの双子の妹であるレイア・オーガナの息子だ。

【参考記事】ダース・ベイダーは「ルーク、私がおまえの父親だ」と言っていない!

アナキンがダース・ベイダーになり、ルークを軸に全9作の物語が進む

ここで、本誌「銀河に光と闇をもたらす一族の歴史」のページを元に、過去8作のあらすじを紹介する。

その前に、かなり(!)簡潔に説明しておくと、「フォース」とは東洋武術における「気」のようなもの。それを自在に操る銀河系の自由と正義の守護者が「ジェダイ」である。

ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービが、惑星タトゥイーンで奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーに会う。アナキンこそが「選ばれし者」と確信したクワイ=ガンは、彼を教育することに。

ナブーの戦いが勃発。クワイ=ガンが命を落とす。10年後、ダークサイドに堕ちた元ジェダイ・マスターのドゥークー伯爵が分離独立運動を扇動し、銀河共和国が存亡の危機に。一方、母親が目の前で死に、怒りに駆られたアナキンが、母を誘拐した原住種族を皆殺しにするという一件があった。

その後、アナキンはジェダイの掟を破り、惑星ナブーの元女王パドメ・アミダラと結婚。ドゥークー伯爵率いる独立星系連合軍(ドロイド軍)と、銀河元老院の最高議長パルパティーンが主導するクローン・トルーパー軍とのクローン戦争が始まる。

戦火が荒れ狂うなか、実はパルパティーンこそが、共和国の崩壊をもくろむシスの暗黒卿ダース・シディアスであり、分離派の黒幕だとアナキンは知る。妻の命を救うにはダークサイドに堕ちるしかないと思い詰めたアナキンは、ダース・シディアスの弟子となり、ダース・ベイダーに。

その後、ジェダイ・マスターのヨーダがパルパティーンと、オビ=ワンがダース・ベイダーとそれぞれ対決。パルパティーンは銀河帝国の初代皇帝に即位する。オビ=ワンはパドメを小惑星ポリス・マサに移すが、双子のルークとレイアを出産後、パドメは亡くなった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=下落、予想下回るGDPが圧迫

ビジネス

再送-〔ロイターネクスト〕米第1四半期GDPは上方

ワールド

中国の対ロ支援、西側諸国との関係閉ざす=NATO事

ビジネス

NY外為市場=ドル、対円以外で下落 第1四半期は低
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 3

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 4

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 7

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中