最新記事

シリコンバレー

ここまでやる、グーグルのスター・ウォーズ祭り

2015年12月12日(土)18時35分
リー・スン

 なかでもグーグルの熱中ぶりを最もあからさまに表しているのが、11月にリリースされた「内なるフォースの覚醒」という銀河級のカスタマイズ機能だろう。ユーザーが「ライトサイド」か「ダークサイド」のどちらか一方を選ぶと、その選択が反映されて、Gmailやグーグルマップなどのアプリでデザインが微妙に変更される。例えば、ライトサイドを選んだユーザーは、グーグルマップのマーカーが戦闘機「Xウイング・スターファイター」になり、YouTube動画のプログレスバーが「ライトセーバー」風になる。

 グーグルのプロダクト・マネジメント担当副社長クレイ・ベイバーは、「内なるフォースの覚醒」のローンチに際して、これはスター・ウォーズに対する純粋な情熱に基づくものだと説明。「お察しの通り、Google には私のような『スター・ウォーズ』ファンがたくさんいます」とグーグルの公式ブログに書いている。「この壮大な物語に Google として、どうやって最大の敬意を表することができるか」を、『フォースの覚醒』の公開について初めて聞いたときに考え始めたという。

 グーグルは本誌の取材に、同社はベライゾンとは異なり、『フォースの覚醒』の公式スポンサーではないと答えた。しかし、だからといって、金儲けとまったく無関係というわけではない。たくさんのスター・ウォーズ・ファンを引きつけて、グーグルのアプリを試してもらう――それ自体が広告機会なのだ。

<お知らせ(下の画像をクリックすると詳細ページに繋がります)>

starwars_cover120.jpg 好評発売中!
 ニューズウィーク日本版SPECIAL EDITION
「STAR WARS 『フォースの覚醒』を導いた
 スター・ウォーズの伝説」
 CCCメディアハウス


【限定プレゼント】
ルーカスフィルム公認のアーティスト、TSUNEO SANDA描き下ろし本誌表紙の「拡大版豪華ポスター(シリアルナンバー入り)」を限定100名様に!

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中