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資産運用

増やすより大切なのは「守る」──誰もが資産運用をすべき理由

2018年7月9日(月)19時30分
高橋忠寛

つまり、これからは誰もが個人で将来のための資産形成に取り組み、主体的に資産を管理・運用していく必要がある時代。資産をしっかり運用するかしないかで大きな差が生まれる社会となっているのです。

どのように資産運用するのがよいのか

預金に預けておくという選択も資産を運用する1つの方法ですが、前述のとおり、預金だけでは資産価値を維持できない可能性が大きいと言えます。そのために、投資を検討することになります。

投資にもさまざまな対象やスタイルがあります。時間や労力をかけて取り組む方法もありますが、勉強したり情報収集したりする時間的な余裕がないという理由で取り組めていない人も多いでしょう。

そういった忙しい現役世代の人でもリスクをコントロールしながら投資に取り組めるのが、投資信託を活用する方法です。

投資信託(特にインデックス・ファンド)を使えば、少額から低コストで世界経済全体に分散投資する(=世界のたくさんの会社の株式を持つ)ことで、資産を増やしていくことが可能になります。

社会の変化に対応し、自分の人生を精神的にも経済的にも豊かなものにするためには、資産運用、すなわち資産を主体的にコントロールして投資に取り組んでいく必要があります。

時間や労力は必ずしも必要ではありません。いずれ資産運用に取り組もうと考えているのであれば、少しでも早く少額からスタートしてみてはいかがでしょうか。

[筆者]
高橋忠寛
株式会社リンクマネーコンサルティング代表取締役
上智大学経済学部卒業。東京三菱銀行(現在の三菱UFJ銀行)、シティバンク銀行での10年超の銀行勤務を経て、2014年9月に独立。投資助言代理業者[関東財務局(金商)2855号]として、金融商品の販売には関わらない完全に独立した立場で資産運用や保険、相続について総合的なアドバイスを提供している。著書に『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(日本実業出版社)などがある。

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