87%の人が「仕事が嫌い」 だから私は「働き方実験」を始めた
誰もが変化を起こす気概に欠けている
最近、くだんの彼がいまだに同じ大嫌いな仕事にとどまっているのを知った。彼は相変わらず余暇にお金を使うために嫌な仕事をこなしているのだった。これでは誰も得をしない。これは例の世界の87%の労働者たちにも当てはまる。誰もが断固として変化を起こす気概に欠けており、それを恐れてすらいる。
多少恐ろしい経験もしたが、私のプロジェクトは無事に終了した。生まれて初めて私は、自分がしたいことを理解し、進むべき方向を定めることができた。
実験中はチームで仕事をすることがほとんどなかったため、それを懐かしく思ったりもした。プロジェクトを終えてからそのことを思い出し、企業の社員になって同僚と仲間意識を分かち合いたくなった。だがその一方で、自分一人の仕事もしたかった。バランスを取る必要があった。
そのバランスをBDGアーキテクチャー+デザインという会社で取ることにした。今はそこで、労働者の視点から職場改善プログラムを開発している。またそれと並行して、人と仕事との「つながり」の探究も続けており、All About Peopleという求人・人材開発のためのイベントを主宰している。
私の仕事と人生は1つに統合されてきているようだ。自由な時間に何をしているのかと聞かれることがよくある。そんなときには正直に答えることにしている。「すべての時間が自由時間だ」と。何をするかを選べるのであれば、どんな時間も自由時間になりうるということだ。
私の目標は「月曜の朝」のような憂鬱な気分や、ストレス、不安、絶望感を消し去ることだ。すべての人にそのためのツールを提供したい。それを使えば、毎日すべきことを確実に選べるし、それによって成功をつかめるはずだ。
【参考記事】リンダ・グラットンが説く「人生100年時代」の働き方
[執筆者]
アンディ・スワン Andy Swann
「Simple. Better. Human」の提唱者で、求人・人材開発プロジェクト「All About People」の主催者。BDGアーキテクチャー+デザインで職場改善プログラムの開発にも従事。
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