「一部関税の減免」4月2日発表見送りも、自動車は「数日中」...トランプ大統領

3月24日、トランプ米大統領(写真)は自動車に対する関税を近く発表する考えを示した。米議会で4日撮影(202年 ロイター/Evelyn Hockstein)
トランプ米大統領は24日、自動車に対する関税を近く発表する考えを示した。一方、4月2日に予定していた関税の一部は同日に発表しない可能性を示唆し、一部の国については減免する可能性があるとした。
トランプ氏は記者団に対し、新たな関税の全てが4月2日に発表されるわけではないとし、「多くの国」に対し関税を減免する可能性があると述べた。詳細は明らかにしなかった。
ブルームバーグ・ニュースとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、トランプ政権が特定の産業を対象とした関税について、4月2日の発表を見送る方向だと伝えていた。
一方、トランプ氏は自動車、アルミニウム、医薬品に対する関税措置を「極めて近い将来」に発表すると述べ、戦争などの事態が発生した場合、米国でこうしたの製品の全てが必要になると説明した。
同氏はその後、自動車関税について「向こう数日中」に発表するとしたほか、木材、半導体についても今後発表する予定との見通しを示した。
「われわれはあらゆる国から食い物にされてきた」と主張し、米国は分野別関税と相互関税によって多額の収入を確保し、国内の税率を低く抑えることができると述べた。
4月2日の発表は米経済にとって「解放の日」になるとも語った。