AI革命は、アメリカではなく中国から低料金でやってきた!?【トランプ2.0】
Trump's Favored Tech Titans See Billions Wiped Out in AI Market Sell-Off
AI革命に伴う半導体需要の急増は、エヌビディアやブロードコム、マーベルなどのチップメーカーに強力な追い風となってきた。ディープシークは、この流れを覆したのだ。
今回の株価急落で(少なくとも帳簿上)最大の損失を被ったのは、エヌビディアのジェンスン・フアンCEO、マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEOとアルファベットのスンダー・ピチャイCEOだ。
ピチャイは1月20日に行われたトランプの大統領就任式に、テスラおよびXのCEOであるイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、メタのマーク・ザッカーバーグらと共に出席していた。同じく就任式に出席していたオープンAIのサム・アルトマンにとっても大打撃だった。
エヌビディアの株価は27日のニューヨーク株式市場の取引終了時点で前週末比17%下落した。時価総額で約6000億ドルの大損というのは、米上場企業が一日に失った金額として史上最大で、スウェーデンのGDPに匹敵する。CEOのフアンの保有株の評価額は推定207億ドル減少した。