「子供がいる女性の部下は早く帰らせよう」は間違い? 組織の成長を阻む「性別ガチャ」の克服法とは
チーム内で多様な意見が出て議論が紛糾し対立が生まれると、リーダーは「みんなの意見がまとまらないのは私の力量不足では」などと自分を責めるかもしれません。ですが、そうではなく、多様性あるメンバーがチームとして力を発揮していくために必要なプロセスと捉えると、気がラクになるのではないでしょうか。
また、異なる意見を率直に伝え合えるチームでは、葛藤や対立もあるけれど、マイノリティの意見も尊重される。それがチームの停滞の突破口にもなるし、イノベーションの種にもなります。リーダーの方々には、ぜひこうした点を伝えたいですね。
『ダイバーシティ・女性活躍はなぜ進まない?』
著者:羽生祥子
出版社:日経BP
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『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』
著者:羽生祥子
出版社:日経BP
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羽生祥子(はぶ さちこ)
著作家・メディアプロデューサー
京都大学農学部入学、総合人間学部卒業(文芸論主専攻、認知科学論副専攻)。2000年に卒業するも就職氷河期の波を受け渡仏。帰国後に無職、フリーランス、ベンチャー、契約社員、業務委託など多様な働き方を経験しながらサバイバル。2002年編集工学研究所に入社し松岡正剛に師事。「千夜千冊」「情報の歴史」に関わる。05年日経ホーム出版社(当時)入社。12年「日経マネー」副編集長。13年「日経DUAL(当時)」を創刊し編集長。18年「日経xwoman」を創刊し総編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。22年株式会社羽生プロ設立、代表取締役社長。24年マネックスグループ社外取締役就任。内閣府少子化対策大綱検討会、厚生労働省イクメンプロジェクト、東京都子供子育て会議の委員などを歴任し、働く女性や共働き家族の声を発信している。大学講師、企業セミナー、TV等出演多数。プライベートでは2児の母。趣味はピアノ、料理、水泳、筋トレ。目下、グローバルの中で薄れつつある「日本の個性」に着目。大阪・関西万博Women's Pavilion WAプロデューサーとして女性活躍について国内外に発信中。
flier編集部
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