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「運を強くするにはどうしたらいいのか」...松下幸之助や稲盛和夫、一流の経営者に共通する祈りの正体

2024年11月7日(木)10時33分
八木 龍平 (社会心理学者・神社の案内人) *PRESIDENT Onlineからの転載

【「経営の神様」は神社で何を祈ったのか】

神仏参拝でおそらく一定の人が「引っかかる」「疑問に思う」のは、次の点ではないでしょうか。

・祈ったら得するのか?
・祈らなかったら損するのか?


 

この点について、松下幸之助氏の著書『PHPのことば』(PHP研究所)には、「特別にお祈りをしたからといって、とくにその人だけに恵みが多く与えられるわけでもなく、またお祈りをしないからといって、恵みが与えられないというわけではないのであります。このように考えるのは、人間の得手勝手な独断で、天地の恵みは、小さな人間の知恵を超えて、すべての人に平等に、さんさんとして降りそそいでいるのであります」と記されています。

では、いったい何のために祈るのか?

松下氏が別邸の真々庵を訪れた時に必ずしたことは、根源社という社に向かって「今日1日、素直であれますように」とお祈りし、そして「今日1日、素直であったかどうか」を反省することでした。

稲盛和夫氏は「力の限り努力すること」を祈りました。

松下幸之助氏は「素直であること」を祈りました。

自身の「あり方」「あるべき姿」を神様に誓い続けるのが、経営の神様と言われたビジネスパーソンに共通の「祈り」です。

これを読んだあなたは、どうありたいですか?

ご自身のありたい姿を、神仏にお祈りしてみてください。

成功するビジネスパーソンは、なぜ忙しくても神社に行くのか?八木 龍平『成功するビジネスパーソンは、なぜ忙しくても神社に行くのか? 』(PHP研究所)(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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