米クラウドストライクのセキュリティソフトによる世界的システム障害、フォーチュン500社の損失54億ドル
保険会社のパラメトリックスは24日、米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクが世界的なシステム障害を引き起こした問題について、マイクロソフトなど米フォーチュン500社が直面する金銭的な損失が54億ドルに達するとの試算をまとめた。遅れが続くデルタ航空のカウンター、アトランタ国際空港で22日撮影。(2024年 ロイター/Megan Varner)
保険会社のパラメトリックスは24日、米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクが世界的なシステム障害を引き起こした問題について、マイクロソフトなど米フォーチュン500社が直面する金銭的な損失が54億ドルに達するとの試算をまとめた。
保険対象の損失額は総額5億4000万─10億8000万ドルになる見通しという。
パラメトリックスのジョナタン・ハッツォル最高経営責任者(CEO)は、今回の障害は「サイバー保険史上最大の事象」となる可能性があり、「極めて早く世界中に波及した」と指摘。同氏の推定によると、大規模なシステム障害による経済的損失は世界全体で総額約150億ドルに上り、保険損失額は約15億─30億ドルに達する可能性があるという。
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