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子どもの文章力がぐんぐん伸びる「魔法の3ステップ」...なぜ「褒める」だけではダメなのか?

2024年4月20日(土)09時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

● Step1 「よい点をほめる」

「こんなことを考えているなんてすばらしいね」「この表現がとてもいいね」など、お子さんの文章のよかった点を具体的にほめてください。

具体的に指摘されることで、お子さんもどういう点が自分の長所なのかに気づき、伸ばすきっかけとなります。


 

● Step2 「気になった点を尋ねる」

「どうしてそう思ったのか」「なぜこう書いたのか」など、お子さんの文章を読んで、気になった点を質問してみてください。

尋ねられることで、今の書き方では自分の意図がうまく伝わらないのだと子ども自身が気づくことができます。

● Step3 「肯定的な提案をする」

Step2で質問した気になる箇所について、お子さんの意図をもっとわかりやすく文章化できるよう、肯定的な提案をしてください。

その際は、「そのことを伝えたいのならばこういうふうに書いたらどうかな?」など、あくまで決定権はお子さんに委ねた問いかけをすることが重要です。

文法的におかしな箇所もお子さんの確認不足かもしれません。「間違っている」とすぐに指摘するのではなく、「変なところはないかもう一回読んでみようか」といった提案をしながら、本人が気づかなければ指摘するように進めてみてください。

自分の考えと書いた文章に責任を持たせる

お子さんが文章を書くときは、必ず自分の名前を明記させてください。名前を書くことで、自分の文章に対する責任感が生まれます。

「なぜいちいち名前を書かなくちゃいけないの?」とお子さんに尋ねられたら、こう答えてください。

「あなたが書いた文章はあなたの考えであり、あなたの知識だからだよ。それをきちんと守るためにも名前を書くんだよ」

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