米ボーイング、サプライヤーにボルトの締め付け確認指示
1月23日、米航空機大手ボーイングは駐機中の同社製小型旅客機「737MAX9」の点検で部品の緩みが複数見つかったことから、先週サプライヤーに対してボルトの適切な締め付けの確認を行うよう指示する通達を出した。写真は同型機。2017年2月、ワシントン州レントンにあるボーイングの組立工場で撮影(2024年 ロイター/Jason Redmond)
米航空機大手ボーイングは駐機中の同社製小型旅客機「737MAX9」の点検で部品の緩みが複数見つかったことから、先週サプライヤーに対してボルトの適切な締め付けの確認を行うよう指示する通達を出した。ロイターがボーイングのメモの内容を確認した。
通達は17日付で、737MAX9が飛行中にドア部分を覆うパネルが吹き飛ぶ事故を起こした数週間後に送られており、サプライヤーは品質要件を満たすことが「必須」だと強調している。
ボーイングは通達で「作業指示書に間違いがないこと、品質が継続的に監視されていること、特に部品の締め付けに関する要件を確認すること」を指示。また、ボルトの確実な締め付けのため、工具が適切に調整されていることを確認するよう求めている。
ボーイングはコメント要請に応じなかった。
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