パックン流投資術「20年待てば、上昇確率100%」何もしない投資が一番の理由
Reward for Patience
過去150年を振り返ると、どのタイミングで買っても、勝った後に大恐慌やリーマン・ショック、疫病などが起きても、ずっとインフレが続いても、何があっても20年待てば実質プラスになるわけ。
このありがたさ、中年男性なら分かるよ。
ほかに20年たつと確実に上がるものは血糖値とBMIぐらいしかないからね。
待機の次は......さらに待機!
時間があなたの強い味方だ。歴史的に米株市場は平均で年率7~8%上昇している。利益を使わずに元本にプラスして再投資すればいわゆる「複利効果」で10年おきに投資額が倍になるはず。
つまり10年で2倍、20年で4倍......50年で32倍に膨れ上がる。
今年12月に節約して1万円投資すれば50年後の自分に32万円のクリスマスプレゼントが贈れる。
これを毎月やれば、50年後のお正月やバレンタイン、ホワイトデー、エイプリルフールにも32万円ずついただける。
やらないほうがフールじゃない?
これだけだ。難しく考えず、節約・投資・待機・待機・いただき!の方程式で十分。少なくとも僕はそう信じている。
自己責任でやってもらうしかないが、僕も責任を取ります。万が一見込みが外れたら、50年後に謝りますよ。
謝罪会見で。結局社長の仕事か~い!ってね。
パックン(パトリック・ハーラン)
PATRICK HARLAN
1970年生まれ、コロラド州出身。ハーバード大学を卒業後に来日。1997年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成し人気を博す。近著の『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)ほか著書多数。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
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