脳を若返らせる3つのポイントとは? 『脳は若返る』など、「本の作り手」がイチオシする新刊本

2023年6月1日(木)17時17分
flier編集部

認知バイアスで間違った判断をしないために

イラストでサクッとわかる! 認知バイアス
 誰もが陥る思考の落とし穴80

 著者:池田まさみ、森津太子、高比良美詠子、宮本康司
 出版社:プレジデント社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「自分だけは大丈夫」「そうなると思ってた」「あの人って〇〇だよね」知らず知らずのうちに、こんな言葉を口にしていないでしょうか?

もしかしたら、その時あなたは、認知バイアスに陥っているかもしれません。私たちは何かを判断するときに、自らの思い込みやこれまでの経験、直観や先入観、願望など偏った思考によって、合理的でない判断をしてしまうことがあります。

心理学ではこれを「認知バイアス」と言います。この「思考の偏り」は日常生活のあらゆる場面に潜んでいて、無意識のうちに誰もが縛られています。この認知バイアスで間違った判断をしないようにするためには、まず自分の思考が「偏っているかもしれない」と知ることです。

本書では職場や家庭、人間関係など日常で陥りがちな80の認知バイアスを厳選。6つの場面に分けてイラスト図解やクイズでわかりやすく解説しています。日常生活の「あるある」からバイアスが起こる仕組みやうまく付き合う方法が楽しく学べる、認知バイアス入門の決定版です!
(プレジデント社 書籍編集部 工藤隆宏)

天才の半生と信念を「生声」で追体験

ビル・ゲイツの生声
 本人自らの発言だからこそ見える真実

 編集:リサ・ロガク
 翻訳:ニシカワチサ
 出版社:文響社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「天才」と聞くと、どんなイメージを抱きますか? もし、ビル・ゲイツ氏を基準とするならば、「どんな失敗や嘲笑や批判を受けても挑戦をやめないこと」こそ、天才の条件のように思えることでしょう。

この本はそんな彼の半生と信念を彼自身が発した「生声」と共に追体験できる一冊です。

「かつてはミスもしょっちゅうだった。誰よりも早く始めれば、それだけ多くの失敗をするものだからだ」「自分が出したアイデアが誰にも笑われないようなら、それはクリエイティビティが足りないのでしょう」など、ビル・ゲイツ氏はつねに挑戦を恐れません。

「成功体験は振り返らない」という発言もしており、成功に固執することもありません。加えて、マクドナルドのファストフードを好み、飛行機の座席はエコノミークラスを選ぶなど、庶民的な価値観を大事にしています。

億万長者になろうとも、決して飾らない彼の素顔を見ると、「こんな天才も、ここまでやっているなら......、自分もがんばってみるか」と静かな勇気がわいてくるはずです。

ちなみに、ビル・ゲイツ氏はこうも言っています。「子どもの頃は本当にいろいろなことを夢見ていた。それはきっと、本をたくさん読む機会があったからだろう」

どうか、この本をはじめとするあらゆる本がみなさまの人生の一助になりますように。
(文響社 編集部 麻生麗子)

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

HSBC、第1四半期は25%減益 関税巡る経済リス

ビジネス

ドイツ銀行、第1四半期は予想上回る39%増益 関税

ビジネス

独消費者信頼感、5月は改善 関税巡る不確実性なお重

ビジネス

アマゾン、ネット通信提供へ衛星第1弾打ち上げ スタ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中