インフレをチャンスにできる人と、貧乏になる人...それぞれ共通するパターンがあった
インフレ時代におすすめの「トレード型」
それに対して、「今すぐお金を増やしたい!」と思う人に向いているのが「トレード型」です。
トレードとは、「株価の値動きのパターンを見抜き、利益が出せそうなタイミングでお金を投じて利益を出す」という手法です。投資型に比べると「買う・売る」のサイクルがはるかに短く、1日から長くても2週間程度で売買を終了します。
投資型と違って「近い未来」を判断するため、株価チャートや売買代金といった株式取引に関するデータが重要になります。投資型で必要とされる企業や経済などの情報は、より短期間の株価の動きを知るにはあまり活用できないため、そうした分析は必ずしも必要ではありません。
短期間のうちに売買を繰り返すという特性上、利回りの可能性も大きくなります。年間でプラス100%(=元本が2倍になる)という数字も夢ではありません。ただし、それを実現するには、ふさわしい知識とスキルが必要なことは言うまでもありません。
数年という時間軸で売買を行う投資型では、成功も失敗も数年単位のため、なかなか次につなげることが難しいですが、トレード型の場合は日々、成功と失敗を繰り返していくことになるので、少しずつステップアップしながら利益を積み重ねていくこともできます。
毎月の給料にプラスするような感覚で株に取り組める「トレード型」は、インフレが進んでいるにもかかわらず賃金が上がらない「悪いインフレ」の今に、うってつけの方法と言えるでしょう。
「稼ぐ力」を身につけるために必要なこと
インフレは一体いつまで続くのか......と嘆くよりも、いち早くデフレマインドから脱却し、このインフレをチャンスに変える道を模索するべきです。その第一歩が、「貯金=安心」という呪縛から抜け出すことなのです。
ただし、何も学ばずに投資を始めることだけは絶対にしてはいけません。あらゆる投資にはリスクが付き物です。「投資型」または「トレード型」で株式投資に取り組むにせよ、あるいは、不動産投資を検討してみるにせよ、十分な勉強が必須。勉強せず簡単に稼げる方法など、どこにもないのです。
それでも、必要なことを学んで真面目に取り組むことで、自分の力で資産を増やすことができるようになります。給料が上がる希望など見えなくても、自らの「稼ぐ力」があれば、インフレ時代を楽しく生き抜くことができるでしょう。
窪田 剛(くぼた・つよし)
トレーダー、投資家。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」講師。数日から数週間保有するスイングトレードをメインに手がける。トレーダーとして日々相場と向き合うかたわら、エンジェル投資家としてベンチャー企業に出資したり、社会貢献活動にも力を入れる。スキーとサウナ、温泉とゲームが好き。著書に『株の学校』『株の学校 超入門』(いずれも高橋書店)がある。
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