メルセデス・ベンツ、次期型Eクラスで「TikTok」が利用可能に
次期型Eクラスのセンタースクリーン Photo: TikTok
<世界の公的機関では利用を禁じる動きが急拡大する「TikTok」だが>
メルセデス・ベンツは現地時間2月22日、次期型Eクラスでは「TikTok」などのサードパーティ製アプリをダウンロードし、センタースクリーンで利用可能になると発表。もちろん停車している必要があるが、車内での動画撮影、投稿、視聴などができるようになるという。
【画像】「TikTok」を搭載したメルセデス・ベンツの次期型Eクラス
発表に際して、TikTokの流通事業開発ディレクターであるデビッド・サイデン氏は「我々が展開するモバイルアプリは人々に、1日を通して多くの『小さな幸せの瞬間』を提供しています。メルセデス・ベンツとの提携により、ユーザーの皆様が、愛するコンテンツをより多くのシチュエーションで楽しんでいただけるようになるでしょう」とコメントした。
次期型Eクラスでは「TikTok」のほかにも「Zoom」や「Webex by Cisco」といったビデオ会議ツールのほか、ブラウザの「Vivaldi」、ゲーム「Angry Birds」などが利用可能になる。その他多くのアプリも提供に向けて準備中だという。
若者を中心に人気を集める「TikTok」だが、アメリカの公的機関ではその利用を禁じる動きが急拡大している。
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また欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会も現地時間2月23日、職員による公用端末での「TikTok」の利用を禁止すると決定した。サイバーセキュリティー上の懸念があり、情報流出を防ぐことなどを目的としているという。