米安全当局、テスラ車58万台を調査 助手席のゲーム機能めぐり
休憩中には息抜きにいいものの、ドライビング中にゲームをしていたら…… NewsNation Now / YouTube
米道路交通安全局(NHTSA)は22日、米電気自動車(EV)大手テスラが2017年以降に販売したEV58万台について、走行中のゲーム機能作動によって事故のリスクが高まる可能性があるとして、安全性を巡る調査を開始したことを明らかにした。
初期評価の対象は2017─22年版の「モデル3」、「モデルS」、「モデルX」、「モデルY」。
前部中央のタッチスクリーンでゲームができる「パッセンジャー・プレー」と呼ばれる機能についてNHTSAは、「運転手の注意をそらし、衝突のリスクを高める可能性がある」と指摘した。
NHTSAによると、走行中のゲーム機能作動はパッセンジャー・プレー搭載車で20年12月から可能になり、それまではシフトがP(パーキング)に入っている時のみ使用可能だったという。
NHTSAは調査開始を決定した理由について、走行中にゲーム機能を作動させ、運転席からゲームを見ることができるという報告を受けたためと説明した。
テスラは現時点でコメントしていない。
NHTSAは「パッセンジャー・プレーの使用頻度や使用の際の状況などを評価する」としている。
【話題の記事】
・クジラは森林並みに大量の炭素を「除去」していた──米調査
・気候変動による世界初の飢饉が発生か 4年間降雨なく、昆虫で飢えをしのぎ...マダガスカル
・地球はこの20年で、薄暗い星になってきていた──太陽光の反射が低下