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プロダクト多様な嗜好の時代に JTがPloom X用の「カプセル搭載」たばこスティックを発売
<人気の高いメビウス「オプション」シリーズを、初めて加熱式たばこ市場に投入。11月26日に2商品が発売された>
コンビニのレジ奥に並ぶパッケージの数を見れば分かるように、嗜好品たるたばこは種類が多い。消費者の細やかなニーズに対応できるよう、さまざまなタール量、フレーバー、味わいの商品を各社が出し、しのぎを削ってきた。
それは、日本のたばこ市場全体の約3割を占め、現在熾烈な「戦場」となっている加熱式たばこでも同様だ。
首位を行くフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の「IQOS(アイコス)」を追撃するべく、日本たばこ産業(JT)が今年8月に全国発売した「Ploom X(プルーム・エックス)」でも、メビウスブランドで4種類、キャメルブランドで8種類のたばこスティックが販売されてきた。
11月26日、その「Ploom X」用たばこスティックに、新たに2商品が加わった。「メビウス・オプション・パープル」と「メビウス・オプション・イエロー」だ(JTのオンラインショップでは11月22日から先行販売)。
紙巻たばこの国内ナンバーワンブランドであるメビウスには、天然メンソールを100%使った爽快感に加え、吸っている途中にフィルター内のカプセルを手で潰すと華やかな香りが広がる「オプション」シリーズがある。これもまた消費者の多様な嗜好に対応した商品だが、フレーバーたばこにおけるシェアは高く、確固たる支持を得てきた。
加熱式たばこの「Ploom」シリーズ自体は以前から展開しているが、JTは「Ploom X」の発売にあたり、たばこスティックのフィルター構造を改善し、長さを5ミリ伸ばしたという。それにより、フレーバーカプセルの搭載が可能になった。
このたび発売された「メビウス・オプション・パープル」と「メビウス・オプション・イエロー」は、天然メンソールを100%使用し、まろやかで爽快なメンソール感を実現。カプセルを潰せば、「パープル」ではベリー、「イエロー」ではシトラスのフレーバーが香り立ち、紙巻たばこの「オプション」を好んでいた愛煙家も楽しめるだろう。
「Ploom X」はJTが「最重要戦略商品」と位置づけるデバイスだ。「最後まで吸いごたえがある」「デバイスに高級感がある」「掃除が不要で便利」などと評価する声も多く聞こえてくるが、さらに多様な嗜好に対応する「オプション」シリーズの投入で、今冬の加熱式たばこ市場はますます熱くなりそうだ。