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豪中対立中国、オーストラリアをWTO提訴 鉄道車輪など3品目の関税巡り
中国商務省は24日、鉄道車輪など3品目に対するオーストラリアの反ダンピング(不当廉売)・反補助金措置を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。ジュネーブのWTO本部で3月撮影。(2021年 ロイター/Denis Balibouse)
中国商務省は24日、鉄道車輪など3品目に対するオーストラリアの反ダンピング(不当廉売)・反補助金措置を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。
豪政府は今週、中国が豪産ワインに関税を課すと決定したことを巡り、WTOに提訴すると表明。中国側の今回の措置は報復と見られる。豪州はまた、中国が豪産大麦輸入に関税を課す決定を下したことを巡ってもWTOに提訴している。
中国商務省の高峰報道官は提訴について、豪州が鉄道車輪、ウィンドタワー、ステンレス鋼シンクの輸入に対して課している関税は不当だと説明した。
報道官は「できるだけ早期に貿易を正常軌道に戻すため、豪州側が間違った慣行を正すために具体的な行動を取ることを期待する」と述べた。
テハン豪貿易相は、2国間のチャンネルなどを通じた何らかの通知もなかったとして、中国による提訴は驚きだと指摘。3品目への関税は2014年、15年、19年に課したものだとした上で、記者団に対し「なぜ今頃になってこうした行動を取ったのか」と疑問を示した。
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