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韓国文在寅、大統領府政策室長を更迭 住宅価格規制2日前に所有マンションの家賃上げ

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、青瓦台(大統領府)で経済政策を担当するの金尚祖政策室長(写真)を更迭した。2017年8月18日にソウルで撮影。(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、青瓦台(大統領府)で経済政策を担当するの金尚祖政策室長を更迭した。住宅価格高騰への世論の批判が強まる中、ソウルの個人保有のマンションの家賃を引き上げたことが判明したため。
金氏は昨年7月、政府が住宅賃貸料の不当な引き上げから入居者を守るために値上げ幅を5%以内に定めた規制を施行する2日前に、ソウルの富裕層が暮らす江南区にあるマンションの家賃を約14%引き上げた。
金氏は文氏が2017年に就任して以来、政権の要職を務めてきた。
後任には青瓦台の李昊昇(イ・ホスン)経済首席秘書官が任命された。
統計サイト「ナンベオ」によると、ソウルの住宅価格は17年以降、50%超も急騰しており、世界の上昇率トップとなっている。

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