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原発日立、 イギリス原発計画から撤退 コロナ禍の投資環境悪化で続行不可能と判断

日立製作所は、英国での原発建設計画を撤回すると発表した。写真は同社のロゴ。幕張メッセで2017年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
日立製作所は16日、英国での原発建設プロジェクトの事業運営から撤退すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大などで投資環境が悪化し、続行は不可能と判断した。2020年度の業績への影響は軽微としている。
日立は、英中西部アングルシー島で計画していた原子力発電所建設の事業運営から撤退する。今後は、英国政府や関係機関とともに、建設予定地の扱いなどについて調整していく。
日立は昨年、同計画の凍結を発表。事業規模が3兆円に膨らみ、出資者集めが難航。採算も見込めず、早期の事業化は難しいと判断した。これに伴い、2019年3月期連結決算で約3000億円の損失を計上した。

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