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報道フジテレビと産経新聞の世論調査でデータ不正 過去1年間14回で再委託先が架空の回答
フジテレビジョンと産経新聞社は、FNN(フジニュースネットワーク)と産経新聞社が合同で行う世論調査で調査業務契約先による一部データの不正入力があったと発表した。写真は都内で5月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
フジテレビジョンと産経新聞社は19日、FNN(フジニュースネットワーク)と産経新聞社が合同で行う世論調査で調査業務契約先による一部データの不正入力があったと発表した。
2019年5月から2020年5月までの世論調査14回分で、実際には電話せず、架空の回答が入力されていた。データの不正入力を行っていたのは調査業務委託先のアダムスコミュニケーション(東京都品川区)が業務の一部を再委託していた日本テレネット(京都市中京区)のコールセンター現場責任者。
調査1回約1000サンプルにつき、百数十サンプルの不正が見つかり、14回の不正な合計は2500サンプルあった。
フジテレビと産経新聞は、問題の世論調査に関する放送や記事を取り消し、視聴者や読者、関係者の信頼を裏切ったことを心よりおわびするとしている。
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