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コロナ危機ANA、政策投資銀行に3000億円の融資要請 新型コロナウイルスの影響踏まえ
ANAホールディングスが、政策投資銀行に3000億円の融資を要請したことがわかった。複数の関係筋が3日、明らかにした。大阪国際空港のANAカウンター。3月撮影(2020年 ロイター/Edgard Garrido)
ANAホールディングスが、政策投資銀行(DBJ)に3000億円の融資を要請したことがわかった。複数の関係筋が3日、明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大による経営への影響を踏まえ、手元資金を厚くしたい考え。
すでに民間銀行とは、例年6月の大型借り入れを4月に前倒しして1000億円に倍増する融資を協議している。新型コロナの影響で航空業界の経営は圧迫されており、足元で機動的に資金調達できる体制を整える。
新型コロナの影響が1年程度長引いた場合の備えとして、政投銀に1兆円、民間銀行に3000億円、それぞれ融資枠の設定も求めていく構え。
ANAは「当社はキャッシュマネジメントの強化を図っている。借り入れを検討していることは事実だが、金額などはコメントできない」としている。
(白木真紀 竹本能文)
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