最新記事
航空機新型コロナウイルスで航空会社減便 ANA国際線の夏ダイヤは8割超減、JALも国内線を追加減便
ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う需要減退や各国の出入国規制を受け、夏ダイヤにおける4月24日までの国際線119便を追加運休・減便すると発表した。関西空港のANAカウンターで14日撮影(2020年 ロイター/Edgard Garrido)
ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)は31日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う需要減退や各国の出入国規制を受け、夏ダイヤにおける4月24日までの国際線119便を追加運休・減便すると発表した。夏ダイヤの国際線減便数は計3932便に上り、当初の計画に対し84.5%減となっている。
外務省は同日、新たに米国や英国など49カ国・地域を渡航中止勧告の対象とした。これで73カ国・地域が渡航中止勧告の対象となる。世界各国も入国制限を実施する中、航空需要はさらに減少することが予想される。
日本航空(JAL)も同日、新たに国内線1870便の追加運休・減便を発表。夏ダイヤにおける4月28日までの国内線減便数はグループ合計で5646便と、当初の計画に対し約2割減らす。
国内においても新型コロナの感染は広がりを見せており、今後さらなる運休・減便が見込まれる。
(新田裕貴)
【関連記事】
・「コロナ失業」のリスクが最も高い業種は?
・パンデミックの拡大局面変えるか 新型コロナウイルス抗体検査に希望の光
・コロナ禍のアメリカでひよこがバカ売れ
2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。