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米下院、つなぎ予算案を可決 政府機関閉鎖ぎりぎりで回避へ

2024年12月21日(土)10時34分

 米下院は20日、共和党が提出した来年3月半ばまでのつなぎ予算案を賛成多数で可決した。ワシントンの連邦議会で撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

Richard Cowan Bo Erickson Andy Sullivan Katharine Jackson

[ワシントン 20日 ロイター] - 米下院は20日、共和党が提出した来年3月半ばまでのつなぎ予算案を賛成多数で可決した。上院を通過すればバイデン大統領は署名する意向で、現行のつなぎ予算がこの日深夜に期限を迎える中、一部政府機関の閉鎖がぎりぎりで回避されることになった。

新たな法案は予算を3月14日まで延長し、被災州に1000億ドル、農家に100億ドルを提供する内容などを盛り込んだ。トランプ次期大統領が強く求めていた債務上限の引き上げは含まれなかった。

共和党が多数を占める下院のジョンソン議長は法案可決後、「これは溝を埋めるために必要なステップだ」とし、トランプ氏も法案を支持すると述べた。

法案は、トランプ氏や次期政権で歳出削減を主導する実業家イーロン・マスク氏が不要な予算が多すぎると非難し、先に廃案になった超党派案に近い内容になった。

前日には、トランプ氏の要求を受けて連邦債務上限を2年間停止する内容を盛った法案が、共和党から38人の造反が出て否決されていた。

ジョンソン議長は債務上限問題について1月に検討すると述べた。

ロイター
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