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ゴーン被告が逃亡後初会見 日産の西川前社長ら6人を名指しで批判

2020年1月9日(木)01時17分

イスラエル入国を謝罪

ゴーン被告は、不正送金の「財布」とみられている「CEOリザーブ」と呼ばれる予備費にも言及し、複数の責任者が署名した上で最終的に自身が承認するという手続きを経て支出できるものであり、「私が好き勝手にできるものではない」と釈明。日産の会社資金を不正に使用し、仏ベルサイユ宮殿で結婚披露宴を開いたなどとされる疑惑についても違法性を否定した。

また、「レバノン人であることを誇りに思うとし、困難なときに私の味方でいてくれた」と語った。同国と敵対関係にあるイスラエルに過去入国したことをレバノン国民に謝罪した。

ゴーン被告は2018年11月、役員報酬を過少申告した金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の容疑で、東京地検により初めて逮捕された。

その後も別の金商法違反、会社法違反(特別背任)容疑で計3度逮捕。19年3月、初逮捕から108日目に東京拘置所から保釈された。さらに同年4月、別の会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕され、同月に再保釈。納付した保釈金は計15億円に上る。

*内容を追加しました。

(白木真紀、村山圭一郎 編集:久保信博)

[レバノン/東京 8日 ロイター]


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