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世界経済米中貿易戦争は原油価格にも影響 短期的に下落の可能性

英エネルギー大手BPのブライアン・ギルバリー最高財務責任者(CFO)は、北海ブレント原油価格が1バレル=60ドル付近にあるが、短期的には米中貿易戦争の影響で下落する可能性の方が大きいとの見解を示した。写真はスイスのクローテンで2017年10月撮影(2019年 ロイター/Arnd Wiegmann)
英エネルギー大手BPのブライアン・ギルバリー最高財務責任者(CFO)は29日、北海ブレント原油価格が1バレル=60ドル付近にあるが、短期的には米中貿易戦争の影響で下落する可能性の方が大きいとの見解を示した。
この日発表した第3・四半期決算では、純利益と定義する基本再取得原価利益が40%減少した。
ギルバリー氏は、同四半期の世界の原油需要の伸びが日量90万バレルで、第1・四半期の日量130万バレル、第2・四半期の日量100万バレルから鈍化したとロイターに語った。
同氏は「60ドル付近で微妙なバランスをとっている。需要は、米中貿易戦争を巡る不確実性の影響を受けている」と述べた。


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