ブラジルの買収攻勢はアメリカの救世主
2010年6月24日(木)18時02分
たしかに一部の外交政策アナリストはブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領がイランやベネズエラと友好関係を維持していることに不安を抱いている。だが経営状態のいいブラジルの企業グループがアメリカの有名ブランドを買収することに文句を言う声は聞かれない。アメリカはブラジルの、いや世界各国の企業を必要としている。
問題は多々抱えているとはいえ、外国からの直接投資額においてアメリカの右に出る国はない。外国企業からの投資は去年の景気回復にも大きな役割を果たした。
アメリカ国内の企業や投資家が手持ち資産を処分して貯蓄に走る中、海外からの直接投資は経済の成長と拡大には欠かせないものとなっている。ウォール街の金融関係者はポルトガル語の習得に努めるべきかもしれない。
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