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テレビ討論会で大コケ、それでもブルームバーグが大統領候補になり得る5つの理由
サンダースは資本主義を激しく攻撃する半面、巨額の資産と3軒の家を保有している。ブルームバーグはテレビ討論会で、その矛盾を突いた。「共産主義」という言葉を使ってサンダースを批判したことも、(フェアな批判ではないかもしれないが)民主党員の判断を動かす効果があるかもしれない。
第5に、テレビ討論会では、最終的に過半数の代議員を獲得する人物がいなかった場合、最も獲得代議員数の多かった人物を党の大統領候補に選ぶか、決選投票を行うかも議論になった。サンダース以外の候補者は全て、決選投票の実施を主張した。
有力州の予備選が集中する3月3日のスーパー・チューズデーでブルームバーグが多くの州を制し、サンダースが代議員の過半数を獲得することを阻止できれば、党大会で候補者指名を獲得できる可能性が出てくる。ブルームバーグが脱落したと決め付けるのはまだ早い。
<本誌2020年3月3日号掲載>
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