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未来を考えるため、Instagramで「東北」を発信し続ける
写真に潜むアイデンティティーや帰属性――日本人、異邦人、アウトサイダー 、アメリカ、ニューヨークのローワーイーストサイド(私が最も長く住んだ街)、あるいはアイデンティティー・クライシス。そうしたものをオーバーラップさせ、しばしば私自身のメタファーとしても主題を撮影している。時には、like数が伸びないと判っているものでも、実験的にインプットしながら。
目的は、自らのアイデンティティーをもう一度見つめ直し、生とは、死とは何か、を考えることだ。また、可能な限り多くの人とシェアすることで、我々自身の未来を考えていくためでもある。
【参考記事】<震災から5年・被災者は今(1)> 義母と補償金を親族に奪われて
【参考記事】<震災から5年・被災者は今(2)> 原発作業で浴びた放射線への不安
このブログで今回紹介した、福島を含む東北の写真はまさに、その意図で撮影し、インスタグラムで発信している。東日本大震災が、千年に1度か2度しか起きない未曾有のものだったとしても、それを想定外の大自然災害として片付けることはできないからだ。ましてフクシマについては、大きな人災要素を孕んでいる。東北で起こり、今も起こっている問題に眼を向けないのは、我々人類の未来に対して眼を背けるのと同じなのである。
今回ご紹介したInstagramフォトグラファー:
Q. Sakamaki @qsakamaki
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