- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 12個入りの卵は一気に600円に! インフレの実態…
冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
12個入りの卵は一気に600円に! インフレの実態(中間選挙のアメリカ)
sergeyryzhov-iStock.
<米中間選挙の争点でもあったインフレの加速。食料品や生活必需品にも拡大している>
アメリカのインフレは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて加速しており、現在は前年同月比8%台という高い水準で推移している。
当初はガソリン価格の高騰が社会問題だったが、その後は食料品、生活必需品など物価高は広い範囲に拡大。何もかもが高くなっているという感覚がある。
例えば食料品では、普通のレタスが1個3.5ドル、2個買うと7ドルでもう1000円を超えてしまう。
卵は12個入りが長い間1.5~2ドルで安定していたが、一気に4ドル、つまり約600円になった。
外食も同様で、ファストフード店でハンバーガーにドリンクを付けると、すぐに12~15ドルにもなる。円安のため日本の読者にはより高額に思えるだろうが、簡単なランチが2000円近いということだ。
不満を抱えながら、それでも消費者は購入する。実際のところ、コロナ禍でも痛手を受けなかったITや金融を中心に購買力はまだまだ強い。
例えば、野球のワールドシリーズはチケットが昨年の2倍に高騰し、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地球場では一番安い席でも1枚1500ドル(約22万円)超で取引されていた。
インフレ退治のためには、FRBとしては利上げを続けるしかないようだ。
2022年11月15日号(11月8日発売)は「日本人が知らない アメリカの変貌」特集。中間選挙が示した「政治の衰退」。この数年の政治・社会・経済の変化を現地からの最新報告であぶり出す
ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険 2025.01.15
日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で勝負すればいい 2025.01.08
日本企業の国内軽視が招いた1人当たりGDPの凋落 2024.12.25
日産とホンダの経営統合と日本経済の空洞化を考える 2024.12.18
医療保険CEO銃殺事件が映すアメリカの現在 2024.12.11
二期目のトランプと「現実世界」を繋ぐのは誰か? 2024.12.04
日本とアメリカの現状否定票、その共通点と相違点 2024.11.27
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員