- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- テレビ報道の自由と中立性はどう確保したらいいのか?
テレビ報道の自由と中立性はどう確保したらいいのか?
もちろん、そうした作りが可能になるには、一定レベル以上の出演者の話芸が必要ですし、いい意味での大所高所からの演出も必要になります。ですが、成熟した社会ではこうした報道姿勢というのは必要だと思います。それこそ今のままでは、「山口氏」と「市民団体」が喧嘩すればするほど実際の番組は「面白くなく」なって、せいぜいタレントの若さを売り物にするしかなくなるからです。
もう一つの問題は、選挙との関連です。
山口氏は「補欠選挙の最中」だから駄目だということを言っています。確かに、日本の選挙制度では、選挙戦に関わる自由な言論というのは、特にテレビの場合は公示と共に事実上禁止されることになっています。つまり、投票日が近づいて有権者がより真剣に選択を行う時期になると、反対に意思決定に必要な価値判断のチョイスに関わる情報が遮断されてしまうのです。
これは選挙に関して「公正」な報道を定めた公選法の報道規制条項がネックになっています。
ですが、公示後の一番必要な時期に価値判断の材料となる言論が統制されるというシステムは、どう考えても破綻しているように思います。山口氏の勢いに任せた発言は、こうした問題も浮き彫りにしているのではないでしょうか。
ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険 2025.01.15
日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で勝負すればいい 2025.01.08
日本企業の国内軽視が招いた1人当たりGDPの凋落 2024.12.25
日産とホンダの経営統合と日本経済の空洞化を考える 2024.12.18
医療保険CEO銃殺事件が映すアメリカの現在 2024.12.11
二期目のトランプと「現実世界」を繋ぐのは誰か? 2024.12.04
日本とアメリカの現状否定票、その共通点と相違点 2024.11.27
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員