プレスリリース

ラヴェル、フォーレ、ショーソン──2025年はフランス音楽の巨匠たちのアニバーサリーイヤー!東京オペラNEXTの歌と室内楽シリーズ"Overture"が始動

2025年04月28日(月)11時30分
一般社団法人東京オペラNEXT(代表理事・音楽監督:指揮者 村上寿昭)が、歌と室内楽シリーズ"Overture"を始動。初回のテーマは「フランス」。霞町音楽堂(東京都港区)にて2025年6月1日(日)に開催いたします。

独自の切り口で次々と企画を打ち出す新生オペラカンパニー「東京オペラNEXT」が、新たなシリーズをスタートさせます。歌と室内楽シリーズ"Overture"。その記念すべき第1回のテーマは"フランス"。
ソプラノ・熊田祥子が紡ぐ、フランス語の美しさと繊細な情感。若手実力派フルート奏者・上畠由梨乃、ベテランチェリスト・大島純、そして東京オペラNEXT音楽監督・村上寿昭(ピアノ)が奏でる室内楽との豊かな音楽の対話──。
2025年、フランス音楽を代表する偉大な作曲家たちのアニバーサリーイヤーに、フランスのエスプリを詰め込んだこだわりのプログラムをお届けします。

詳細URL: https://operanext.jp/20250601ovtr1/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/434647/LL_img_434647_1.jpg
Overture vol.1 France 2025.6.1

"Overture(序曲)"というシリーズタイトルには、これから始まる音楽の旅への期待が込められています。観客にとってはまだ知らない音楽との出会いを、そして演奏家にとっては作品と深く向き合い、新たな表現に挑む機会を──。

初回vol.1のテーマは「フランス」。2025年は、フランス音楽を代表する作曲家たちのアニバーサリーイヤー。ラヴェル(生誕150年)、フォーレ(同180年)、ショーソン(同170年)の記念年にふさわしい、フランスのエスプリを詰め込んだこだわりのプログラムをお届けします。

歌と室内楽の新しい関係を探る、意欲的なコンサート。オペラファンにも、室内楽ファンにも、そしてフランス音楽を愛するすべての人に贈ります。もちろん、クラシックコンサートが初めてという方にも、その魅力を十分にお楽しみいただけるはずです。


■出演者について
性別も世代も背景も異なる演奏家によるカルテット。一見、意外な組み合わせも、かえってそれが新たな音楽的可能性を生み出します。この新シリーズは東京オペラNEXTが生み出す、新しい音楽の仕掛けなのです。

・ソプラノ熊田祥子は、フランス語の響きを音楽として体現する名手。二期会オペラ研修所の原語講師も務める彼女の歌声は、詩と旋律の美しい融合で、聴衆をその優しさで包み込みます。フランスをテーマにした当コンサートには真っ先に彼女が候補として挙がりました。

・フルート奏者、上畠由梨乃は数々のコンクールで受賞歴を誇る若き才能。彼女のフルートは、その爽やかな音色で初夏の風のように音楽堂を包みます。

・チェリスト大島純の豊富な経験と音楽的叡智が、室内楽の演奏に深みを与えます。観客はその重厚で繊細な音色に、音楽の奥深さを感じ取ることができるでしょう。

・ピアノは東京オペラNEXT音楽監督、村上寿昭。指揮者としての卓越した感性は、室内楽の演奏においても全ての音楽を調和させます。彼は、室内楽コンサートの企画を法人設立当初から企図しており、音楽家にとっても観客にとっても意義深い試みだと確信しています。


■なぜ、オペラカンパニーが"歌と室内楽"というテーマに挑むのか──
その背景には、団体設立当初から抱き続けてきた、ひとつの信念があります。
東京オペラNEXTのミッションは、二つの柱から成り立っています。
第一に、多様な演奏機会の創出を通じてオペラファンの裾野を広げ、音楽を通して人々の幸福に貢献すること。
第二に、音楽家の生涯にわたる芸術的成長を支援するプラットフォームとして機能すること。
"歌と室内楽"というテーマは、まさにこのミッションの核心を体現する取り組みです。東京オペラNEXTという団体の存在意義そのものに直結する活動だといえます。


■注目のプログラム
ラヴェル《マダガスカル島民の歌》(Chansons madecasses)は、1926年に作曲された3曲からなり、声楽(メゾソプラノまたはソプラノ)、フルート、チェロ、ピアノという、まさにこの日の編成のための作品です。編成が珍しいことから演奏機会が少ない、"知る人ぞ知る"名曲です。
マダガスカルに伝わる詩(仏訳)をもとに、エキゾチックで官能的、時に社会的メッセージも含んだ音楽が特徴。第2曲〈Aoua!(アウア!)〉では、植民地主義への怒りが込められています。このようなドラマ性と社会的メッセージを併せ持つ傑作を、ラヴェルが意図したオリジナル編成で演奏するまたとない機会となっております。


■隠れ家的な上質な空間で楽しむ音楽
会場は、西麻布霞町にある本格的コンサートサロン「霞町音楽堂」。大ホールとは異なる親密な空間で、クラシック音楽の真髄を体感いただけます。
フランス音楽の繊細な響きを、ぜひこの特別な場所でお楽しみください。


【公演概要】
■公演名:東京オペラNEXT "Overture" Vol.1 ~テーマ「フランス」~
■日時 :2025年6月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
■会場 :霞町音楽堂(東京都港区西麻布4-2-6 B1)
■出演 :● 熊田祥子(ソプラノ)
● 上畠由梨乃(フルート)
● 大島純(チェロ)
● 村上寿昭(ピアノ/東京オペラNEXT音楽監督)

■プログラム(予定):
● ラヴェル:マダガスカル島民の歌
Ravel: Chansons madecasses
● シャミナード:星のセレナード
Chaminade: Serenade aux Etoiles
● フォーレ:夢のあとに
Faure: Apres un reve
● サン=サーンス:見えない笛
Saint-Saens: Une flute invisible
● プーランク:歌の調べ
Poulenc: Airs chantes
● ドビュッシー:チェロソナタ
Debussy: Vc Sonata ほか


【チケット情報】
■販売サイト(電子チケット):
https://teket.jp/9819/49264

■料金:全席自由・すべて税込み
● 一般 6,000円
● U25(25歳以下) 3,000円
● ◆NEXT Supporter Club会員◆ 優待価格 5,500円
※優待ご希望の方はクーポンコードをお持ちの会員さま、または新規ご入会をご検討ください。
※出演者・事務局からも直接ご案内可能です。お気軽にお声がけください。


【出演者】
熊田祥子 Shoko Kumada(ソプラノ歌手)
上畠由梨乃 Yurino Uehata(フルート)
大島純 Jun Oshima(チェロ)
村上寿昭 Toshiaki Murakami(ピアノ)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/434647/LL_img_434647_2.jpg
オリジナル編成カルテット(ソプラノ 熊田祥子、フルート 上畠由梨乃、チェロ 大島純、ピアノ 村上寿昭)

【主催者】
一般社団法人東京オペラNEXT
https://operanext.jp


【東京オペラNEXTについて】
「東京オペラNEXT」は、オーケストラ(NEXT管弦楽団)、歌手、コレペティ、指揮者からなる音楽家集団で、プロフェッショナルのオペラカンパニーです。多様な演奏機会の創出によりオペラファンの裾野を広げ、音楽を通じて人々の幸福に貢献します。また、音楽家の生涯にわたる芸術的成長を支援するプラットフォームとして機能することを目指しています。

<設立の経緯>
一般社団法人東京オペラNEXTは、村上寿昭(指揮者)と天羽明惠(ソプラノ歌手)が始めたプロ音楽家の勉強会に端を発します。欧州歌劇場での長年の活動経験を持ち、音楽家同士が切磋琢磨できる場の必要性を強く感じてきた二人は、日本のオペラ界で果たすべき役割について意気投合しました。その後、大黒屋宏昌(コントラバス奏者)が加わり、NEXT管弦楽団を結成。2024年4月に法人設立。同年11月にはテノール村上敏明を新理事に、世界的メゾソプラノとして長年活躍する小山由美をスペシャルアーティストに迎えました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/434647/LL_img_434647_4.jpg
NEXT管弦楽団:指揮者 村上寿昭が率いるプロフェッショナルオーケストラNEXT管弦楽団。実力重視の精鋭たちが結集。

<代表理事・音楽監督 指揮者 村上寿昭について>
桐朋学園大学卒業後、ドイツ・オーストリアに留学。桐朋学園大学在学中から小澤征爾氏に師事し、留学時代は小澤征爾のアシスタントとして日本、欧州の多くの公演に帯同し、師の下で研鑽を積みました。欧州の劇場での経験を経て日本に帰国後は、小澤征爾音楽塾にて2年連続で小澤征爾と振り分けました(2016年「こうもり」、2017年「カルメン」)。彼が小澤氏から受け継いだ音楽の精神と、それを次世代に継承したいという思いが、「NEXT」という団体名に込められています。


■村上寿昭プロフィール
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/434647/LL_img_434647_5.jpg
指揮者 村上寿昭(代表理事)

<2025年の活動>
設立2年目の2025年は、5月にラ・フォル・ジュルネTOKYO2025にて「はじめてのオペラ『魔笛』」を制作。7月に初の主催オペラ公演「ドンジョヴァンニ」(ハクジュホール)、12月には箱根町でオペラ《ヘンゼルとグレーテル》の主催公演が決定しています。歌と室内楽コンサートのシリーズ「Overture」は初年度3回開催を予定している。
また、NEXT管弦楽団は2月のコーラルファンタジーinひの(日野市)とのヴェルディレクイエムに続き、9月には文京シビック合唱団第20回定期演奏会でのドイツレクイエムが予定されています。新たな企画が次々と登場し、今後の展開に注目が集まっています。


【法人概要・理事】
法人名 : 一般社団法人東京オペラNEXT(非営利型一般社団法人)
設立年月日: 2024年4月3日
代表理事 : 村上寿昭
理事 : 天羽明惠、大黒屋宏昌、村上敏明
監事 : 朝倉立成
HP : https://operanext.jp/


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プレスリリース提供元:@Press
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