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プレスリリース
アルファ・ラバル、アンモニア燃料供給システムの初契約を締結
2025年03月25日（火）15時00分
アルファ・ラバルは、アンモニア燃料供給システム「Fuel Conditioning Module(以下 FCM)アンモニア」を搭載する契約を初めて締結し、海運業界の脱炭素化に向けたソリューション開発の先駆者としての位置をさらに強固なものにしました。この「FCMアンモニア」は、Tianjin Southwest Maritime向けの7隻のLPG/アンモニア運搬船に搭載されます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/430898/LL_img_430898_1.png
FCMアンモニア
■アンモニア駆動の海運が現実に
アルファ・ラバルは、アンモニアの利用を推進するフロントランナーとして、アンモニア燃料供給システムの契約を獲得し、アンモニアを燃料として扱うための技術的な準備が整ったことを示しました。「FCMアンモニア」は、中国のCSSC中船黄埔文沖船舶の造船所で、船主であるTianjin Southwest Maritime(以下 TSM)のために設置されます。
最初に3隻の25,000立方メートルの船に搭載され、その後4隻の41,000立方メートルの船へと続きます。
「アルファ・ラバルは、研究、製品開発、戦略的パートナーシップを通じて、環境にやさしい代替燃料への安全で効率的な移行に必要なソリューションを構築しています」とアルファ・ラバルのMarine Separation, Fuel Supply System & Heat Transfer部門の責任者、Peter Sahlenは述べています。「メタノールやLPGなどの燃料において積み上げてきた私たちの経験が、アンモニアに関する良いスタートをもたらしました。今回の契約は、信頼性のある革新的なソリューションで海運業界の脱炭素化を推進するという私たちのコミットメントを裏付けています。」
■共同開発によるイノベーションの推進
「FCMアンモニア」の契約は、スイスのエンジンメーカーWinGDとの緊密な協力のもとで行われた広範囲にわたるテストと開発に基づき締結されました。2024年12月、WinGDのEngine & Research Innovation Centerで、燃料供給システム、燃料バルブトレイン、ベント処理システムの包括的なテストが開始されました。これらのテストは、アルファ・ラバルのイタリア・モンツァ工場から提供されたシステムを使用して実施され、まずベント処理システム(アンモニア排出抑制システム)の重要なコンポーネントを検証し、その後、エンジン負荷の変動に応じた制御ロジックと性能を確認しました。
「アルファ・ラバルのような信頼できるパートナーと協力することは、新しいクリーン燃料技術を市場に導入するために非常に重要であり、アンモニア燃料でのオペレーションを現実のものにしました。このパートナーシップと共同の研究開発努力は、海運業界の持続可能な未来に向けたクリーンエネルギー転換に対する私たちの共通のコミットメントを示しています」とWinGDの研究開発担当のヴァイスプレジデント、Sebastian Henselは述べています。
WinGDとの「FCMアンモニア」のテストのための研究開発プロジェクトは、商業化に向けて強固な基盤を築いています。これは、2024年12月に韓国の造船会社K ShipbuildingがABSからアンモニア二元燃料MR1タンク船の設計に対する原則承認(AIP)を受けたことにより、さらに裏付けられました。このプロジェクトは、韓国の造船会社K Shipbuilding、アルファ・ラバル、WinGD、アメリカ船級協会(ABS)の共同作業で進められ、アルファ・ラバルはアンモニア燃料供給システム、燃料バルブトレイン、ベント処理システムの設計に貢献し、さらにAalborgアンモニアデュアル燃料ボイラーシステムも追加しました。この成果は、両方の水吸収装置と燃焼を組み合わせた初のベント処理システムを組み込んだ例となります。
厳しい基準をクリアしたテストプロジェクトの成功は業界全体で信頼を生み出しており、船級社からの認証を受けることにより、専門家との協力と強固なシステム設計を実現すれば、アンモニアが安全で実行可能な舶用燃料であることをさらに裏付けています。
最初の「FCMアンモニア」ユニットは、2025年末にTSMに納品される予定です。TSMは過去にアルファ・ラバルのLPG向け燃料供給装置も採用しており、今回アンモニア燃料対応FCMも採用されることで、同社が海運業界の進化するニーズに対応し、包括的な燃料ソリューションを提供する重要な役割を改めて業界へ示す機会となります。
■アルファ・ラバルについて
今ある資源を最大限に活用する能力が、これまで以上に求められています。アルファ・ラバルは、お客様と共に社会を支える産業を革新し、持続的なポジティブな影響を創り出しています。私たちは、何十億もの人々が必要とするエネルギー、食料、そして衛生的な水を供給するために全力でサポートしています。そして同時に、グローバルな貿易の基盤である海事業界の脱炭素化にも取り組んでいます。
アルファ・ラバルは、お客様が資源本来の可能性を引き出すための先進的な技術とソリューションを開発しています。お客様のビジネスにさらに競争力がつくことで、持続可能な世界の実現に一歩近づいていきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化や責任ある成長の実現を通じて、お客様がビジネス目標や持続可能性の目標を達成できるようサポートすることに全力を尽くしています。お客様と共に、私たちはポジティブな影響を先駆けて創り続けます。
アルファ・ラバルは140年前に創業し、約100カ国に販売拠点を置き、21,300人以上の社員を擁しています。ナスダック・ストックホルムに上場しており、2023年の年間売上高は636億SEK(55億EUR)でした。
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プレスリリース提供元：＠Press
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■アンモニア駆動の海運が現実に
アルファ・ラバルは、アンモニアの利用を推進するフロントランナーとして、アンモニア燃料供給システムの契約を獲得し、アンモニアを燃料として扱うための技術的な準備が整ったことを示しました。「FCMアンモニア」は、中国のCSSC中船黄埔文沖船舶の造船所で、船主であるTianjin Southwest Maritime(以下 TSM)のために設置されます。
最初に3隻の25,000立方メートルの船に搭載され、その後4隻の41,000立方メートルの船へと続きます。
「アルファ・ラバルは、研究、製品開発、戦略的パートナーシップを通じて、環境にやさしい代替燃料への安全で効率的な移行に必要なソリューションを構築しています」とアルファ・ラバルのMarine Separation, Fuel Supply System & Heat Transfer部門の責任者、Peter Sahlenは述べています。「メタノールやLPGなどの燃料において積み上げてきた私たちの経験が、アンモニアに関する良いスタートをもたらしました。今回の契約は、信頼性のある革新的なソリューションで海運業界の脱炭素化を推進するという私たちのコミットメントを裏付けています。」
■共同開発によるイノベーションの推進
「FCMアンモニア」の契約は、スイスのエンジンメーカーWinGDとの緊密な協力のもとで行われた広範囲にわたるテストと開発に基づき締結されました。2024年12月、WinGDのEngine & Research Innovation Centerで、燃料供給システム、燃料バルブトレイン、ベント処理システムの包括的なテストが開始されました。これらのテストは、アルファ・ラバルのイタリア・モンツァ工場から提供されたシステムを使用して実施され、まずベント処理システム(アンモニア排出抑制システム)の重要なコンポーネントを検証し、その後、エンジン負荷の変動に応じた制御ロジックと性能を確認しました。
「アルファ・ラバルのような信頼できるパートナーと協力することは、新しいクリーン燃料技術を市場に導入するために非常に重要であり、アンモニア燃料でのオペレーションを現実のものにしました。このパートナーシップと共同の研究開発努力は、海運業界の持続可能な未来に向けたクリーンエネルギー転換に対する私たちの共通のコミットメントを示しています」とWinGDの研究開発担当のヴァイスプレジデント、Sebastian Henselは述べています。
WinGDとの「FCMアンモニア」のテストのための研究開発プロジェクトは、商業化に向けて強固な基盤を築いています。これは、2024年12月に韓国の造船会社K ShipbuildingがABSからアンモニア二元燃料MR1タンク船の設計に対する原則承認(AIP)を受けたことにより、さらに裏付けられました。このプロジェクトは、韓国の造船会社K Shipbuilding、アルファ・ラバル、WinGD、アメリカ船級協会(ABS)の共同作業で進められ、アルファ・ラバルはアンモニア燃料供給システム、燃料バルブトレイン、ベント処理システムの設計に貢献し、さらにAalborgアンモニアデュアル燃料ボイラーシステムも追加しました。この成果は、両方の水吸収装置と燃焼を組み合わせた初のベント処理システムを組み込んだ例となります。
厳しい基準をクリアしたテストプロジェクトの成功は業界全体で信頼を生み出しており、船級社からの認証を受けることにより、専門家との協力と強固なシステム設計を実現すれば、アンモニアが安全で実行可能な舶用燃料であることをさらに裏付けています。
最初の「FCMアンモニア」ユニットは、2025年末にTSMに納品される予定です。TSMは過去にアルファ・ラバルのLPG向け燃料供給装置も採用しており、今回アンモニア燃料対応FCMも採用されることで、同社が海運業界の進化するニーズに対応し、包括的な燃料ソリューションを提供する重要な役割を改めて業界へ示す機会となります。
■アルファ・ラバルについて
今ある資源を最大限に活用する能力が、これまで以上に求められています。アルファ・ラバルは、お客様と共に社会を支える産業を革新し、持続的なポジティブな影響を創り出しています。私たちは、何十億もの人々が必要とするエネルギー、食料、そして衛生的な水を供給するために全力でサポートしています。そして同時に、グローバルな貿易の基盤である海事業界の脱炭素化にも取り組んでいます。
アルファ・ラバルは、お客様が資源本来の可能性を引き出すための先進的な技術とソリューションを開発しています。お客様のビジネスにさらに競争力がつくことで、持続可能な世界の実現に一歩近づいていきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化や責任ある成長の実現を通じて、お客様がビジネス目標や持続可能性の目標を達成できるようサポートすることに全力を尽くしています。お客様と共に、私たちはポジティブな影響を先駆けて創り続けます。
アルファ・ラバルは140年前に創業し、約100カ国に販売拠点を置き、21,300人以上の社員を擁しています。ナスダック・ストックホルムに上場しており、2023年の年間売上高は636億SEK(55億EUR)でした。
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