プレスリリース

世界初!AI用次世代半導体の製造工程に対応した「高温ガスチューブヒーター」を開発

2024年12月02日(月)11時00分
株式会社マイセック(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:間宮 康博)は、半導体製造工程などで使用される高温ガスチューブヒーターを開発し、2025年1月から販売を開始する予定です。
昨今、人工知能(AI)の急速な普及に伴い、AI向け半導体の製造に対応したガスチューブヒーターの需要が増大しています。従来の半導体製造工程では、200℃の温度制御が必要でしたが、AI用次世代半導体の製造工程では、より高温な250℃での温度制御が求められます。マイセックは、AI用次世代半導体の製造工程に対応し、さらに均熱性に優れた高温ガスチューブヒーターを開発しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/416506/LL_img_416506_1.jpg
高温ガスチューブヒーター

高温ガスの移送工程では、これまで配管に各種ヒーターを後付けする方法が主流でしたが、この方式では取付けのばらつきにより、均熱性の確保が難しいという課題がありました。しかし、今回開発した高温ガスチューブヒーターは、新たに開発された最高使用温度300℃の電気ヒーターをフレキシブル配管に直接編み込むことで、熱伝導性を向上させ、配管内部の温度ムラを低減することに成功しました。

均熱性の確保は、配管内のガスの結晶化防止にも貢献し、生産効率の向上に繋がります。ヒーターを配管に直接編み込む技術は、実用新案権(実用新案登録第3209680号)を取得したマイセック独自の技術です。この製法により、従来にない250℃という高温での温度制御と均熱性の確保に成功しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/416506/LL_img_416506_2.jpg
ヒーター編込み写真

■省スペース設計・低表面温度を実現
軽量で断熱性に優れた断熱材のエアロゲルを使用することで、断熱効果を向上させ、断熱材を含めたチューブ外径35mmに抑え、従来の後付けヒーターよりも省スペース設計に成功しました。また、チューブヒーターの表面温度を80℃以下に抑えることで、他設備への熱影響の低減にも貢献しています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/416506/LL_img_416506_3.jpg
温度テストグラフ

本製品は、12月11日(水)から13日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2024」に初出展します。
マイセックは、ヒーター技術を通じて、AIの発展を支え、社会の進歩に貢献してまいります。


■製品仕様
電圧 :100[V]
電力 :250[W]
最高使用温度 :300[℃]
寸法 :1.56m
販売価格 :オープン価格
実用新案登録番号:3209680


■会社概要
商号 : 株式会社マイセック
代表 : 代表取締役社長 間宮 康博
本社営業所: 〒451-0072 愛知県名古屋市西区笠取町三丁目54番地
SE事業部 : 〒480-0202 愛知県西春日井郡豊山町豊場字志水80番地
設立 : 昭和50年4月14日
資本金 : 1,600万円
URL : https://www.misec.co.jp


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

日米同盟、トランプ氏と率直に議論しさらなる高みに引

ビジネス

GPIF、次期利回り目標案1.9% 0.2ポイント

ワールド

ロシアの核実験再開、結論まだ出ていない=外務次官

ビジネス

中国10年債利回りが2%下回る、22年ぶり低水準
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で17番目」
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    白昼のビーチに「クラスター子弾の雨」が降る瞬間...クリミアで数百人の海水浴客が逃げ惑う緊迫映像
  • 4
    「すぐ消える」という説明を信じて女性が入れた「最…
  • 5
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 6
    ロシア・クルスク州の軍用空港にウクライナがミサイ…
  • 7
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 8
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 9
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 10
    LED化を超える省エネ、ウェルビーイング推進...パナ…
  • 1
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 4
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていた…
  • 5
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 6
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 7
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 10
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中