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戦国忍者の痛みを体感、難し過ぎてファン急増中の最新ゲーム『SEKIRO』

Makinig It Real

2019年06月26日(水)16時20分
モ・モズチ

『SEKIRO』には、これまで宮崎が手掛けてきたゲームにはなかった要素が新しく加わった。それはバランスだ。敵にダメージを負わせるだけでなく、敵の一撃をはね返し、最適なタイミングで攻撃を繰り出して敵の姿勢を崩すことが求められる。これに成功すれば、プレーヤーは相手にとどめを刺せる。

そのためには、刀の使い方に加えて、自分の頭の位置が動かないようにすることも習得しなくてはならない。ラシによれば、これは本物の剣術でも重要なことだ。「自分の体幹を保ち、相手の体幹を崩すというのは、全ての武道に共通する要素だ」と、ラシは説明する。「敵の体幹を崩し、冷静さを失わせれば、相手を倒せる」

その方法を身に付けるのに必要なことは、ゲームでも現実の世界でも変わらない。それは地道な練習だ。ラシは言う。「派手な要素はない。ひたすら繰り返すだけだ。訓練あるのみ。基本あるのみ」

<本誌2019年05月28日号掲載>

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