コラム
私的映画論 森達也
私的映画論 森達也

これをどう撮影した? 『ビヨンド・ユートピア 脱北』の映像のすごさと人々の涙、そして希望

<国とは何かを考えさせられるこのドキュメンタリー映画は、観るのもつらい。同時に、かつて平壌を訪れたときに市場で会った人々の笑い声を思い出した

2023.12.19
私的映画論 森達也

『フロント・ページ』はドタバタコメディーだけど大事なテーマが詰まっている

<新劇の俳優養成所に通っていた70年代、名画座で観たビリー・ワイルダー監督のコメディーが教えてくれたこと> 大学時代に映研に所属して8㍉映画

2023.12.07
私的映画論 森達也

北海道警の安倍ヤジ排除問題を追う『ヤジと民主主義』が見せたメディアの矜持

<2019年7月15日、札幌で演説する安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした男性が拘束された事件のその後を追った12月9日公開のドキュメンタリ

2023.11.28
私的映画論 森達也

続編(とキャメロン監督)はダメでも、僕は『アバター』が好き

<数年前まで、「一番好きな映画は?」と質問されたときにほぼ必ず名前を挙げていたのがこの作品だ。昨年公開された続編にはがっかりしたけれど...

2023.11.21
私的映画論 森達也

アメリカン・ニューシネマの代表作『いちご白書』を観た日が僕のターニングポイント

<怪獣映画やアニメ映画ばかり観てきた15歳の僕に、アメリカン・ニューシネマの代表作の一つである『いちご白書』が与えた衝撃> 高校受験が終わっ

2023.10.24
私的映画論 森達也

風化させてはいけない...障害者殺傷を描く映画『月』は多くの人に観られるべき

<辺見庸の原作を大幅に改定して映画化。多くの人が忘れかけないと実際の事件を映画化できない日本で、覚悟を決めた石井裕也監督に強く共感> 202

2023.10.13
私的映画論 森達也

「ぎこちなさ」に魅せられる...少年の成長譚『アイヌモシㇼ』の配役がもたらす説得力

<熊送りの儀式「イオマンテ」をめぐる少年の成長物語。アイヌをテーマにしたドキュメンタリーやコミックは多いが、劇映画は意外に少ない> 『アイヌ

2023.10.05
私的映画論 森達也

うまく社会復帰できない元受刑者...映画『過去負う者』は問う、なぜ社会は過ちに不寛容か

<戸惑う観客を置き去りにし、映画はどんどん進行する。虚構と現実が逆流する感覚。エチュード(即興)的な撮影は、舩橋淳監督の真骨頂だ> 観始めて

2023.08.29
私的映画論 森達也

誰もが泣く...通好みでない映画『とんび』を瀬々敬久監督はあえて作った

<日本映画界のヒットメーカー瀬々監督の『とんび』は定石を外さないベタな作品で、映画通には評価されないが......> 時代は昭和37年。三輪

2023.07.28
私的映画論 森達也

極北の映画『J005311』は絶対にスクリーンで見るべきだ

<万人受けする映画ではないが刺さる人には刺さる。それもかなり深々と> タル・ベーラ監督の『ニーチェの馬』を観たのは11年前。劇場でスクリーン

2023.06.09
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特集:アサド政権崩壊
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2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

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