コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

ナワリヌイより注目すべき重要人物とは?

<コロナ対応で評価を高めプーチンから禅譲を受ける可能性があるのは......> 1月17日ベルリン近郊の空港。黒のアウディはモスクワ行き便の

2021.01.29
外交官の万華鏡 河東哲夫

新型コロナでは説明できない社会の地殻変動が始まった

<ペスト禍は社会構造を変えた。コロナも世界を変えつつあるが、新時代は感染症と関係なくもたらされている> 新年早々、新型コロナウイルスでまた緊

2021.01.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

トランプ退場で歴史は再び明るい未来へ進歩を続ける、のか

<各国で勃発する反政府運動だが、そこに近代化社会を見通すのは難しい。それぞれの歴史が生んだ社会が障壁となって個人の自由や権利を享受することが

2021.01.06
外交官の万華鏡 河東哲夫

菅政権に忍び寄る「ええじゃないか」的政権交代【2021年展望】

<ワクチンでコロナは収まり、東京五輪は大成功。その勢いで政権維持──。自民党は2021年をそう展望するが、感染症対応で失策が続けば、自暴自棄

2020.12.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

習近平の台湾統一は中国の黙示録になる

<台湾総統府への襲撃準備まで進める中国だが、そうなれば想定以上の苦戦と自国経済の崩壊が待ち受ける> 今年の1月、台湾で民進党の蔡英文(ツァイ

2020.12.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

アメリカ大統領選に見る「選挙」の賞味期限

<旧社会主義国や途上国は「トランプ敗退」に民主主義の力を感じたかもしれないが、先進国での選挙は暴力を誘発したり単なるセレモニーに堕するなど意

2020.11.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

去り行くトランプ時代が世界に示した「近代の終焉」

<近代西欧を特徴づけた国民国家や自由・民主主義は絶滅危惧に瀕している。日本はアメリカ依存で「ちまちま飯を食う」時代から脱却せよ> トランプ時

2020.11.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

大統領選挙後のアメリカに「第3の建国」が迫る

<共和・民主による妥協なき不毛な争いを終わらせるため新たな有力政党をつくる時が来た> あと1週間で米大統領選だ。予想ではバイデン前副大統領と

2020.10.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

どっちもどっちな日本学術会議と政府の明治時代から続く相克の歴史

<学者まで役人扱いせんとする菅政権の強権ぶりと、いつまでも兵器技術研究を忌避し続ける日本学術会議> 日本学術会議が推薦した新規会員候補6人の

2020.10.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

長期政権を担う気構えに欠ける「つなぎの菅政権」が継ぐべきビジョン

菅内閣が慌ただしく誕生して約2週間。外国首脳との電話会談も始めたし、やるべきことを着々と進めている。これまで政権の番頭格だったのだから、で

2020.10.01
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 2
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説など次々と明るみにされた元代表の疑惑
  • 3
    NATO、ウクライナに「10万人の平和維持部隊」派遣計画──ロシア情報機関
  • 4
    スーパー台風が連続襲来...フィリピンの苦難、被災者…
  • 5
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防…
  • 6
    なぜジョージアでは「努力」という言葉がないのか?.…
  • 7
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    「92種類のミネラル含む」シーモス TikTokで健康効…
  • 10
    赤字は3億ドルに...サンフランシスコから名物「ケー…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 6
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 7
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 8
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 9
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 10
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中