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「重病の恋人のため」は大学進学を遅らせる理由としてアリ?
PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTO BY GETTY IMAGES PLUS
<彼女の病気を機に、内に籠もることが増えた息子。「進路は自分自身のニーズに基づいて決めるべき」と思いつつ、無理強いはしたくありません──。文化評論家ジャミラ・ルミューの助言は?>
Q:17歳の息子のことです。1年間付き合っているガールフレンドが重い病気になり、手術も数回経験しました。具合はだいぶよくなったのですが、息子の様子が変わってしまったことが心配です。社交的で自分に自信を持っていたのに、不安げで、内に籠もることが増えました。
大学に進むつもりでいたのですが、心の準備ができていないと言い始めました。大学入学を遅らせることにしたガールフレンドを待ちたいという思いもあるようです。自分の進路は自分自身のニーズに基づいて決めるべきだと話し合ってはいるのですが、息子にとっては彼女との関係がとても大きな意味を持っているようです。
心理セラピーに通い始めて、息子はだいぶ心を開いてくれるようになりました。それでも、まだ気を使いながら息子と接しています。私としては大学で好きな分野の勉強に打ち込んでほしいのですが、無理強いはしたくありません。どうすべきでしょうか。