中国、イランの対米核協議を支持 外相会談で

4月23日、中国の王毅外相(写真)は、北京でイランのアラグチ外相と会談し、イランが米国と核協議を行うことを支持するとともに、この問題を解決しようとして武力を行使したり、「違法な」一方的制裁を実施したりすることに反対すると述べた。3月27日、北京で代表撮影(2025年 ロイター)
[北京 23日 ロイター] - 中国の王毅外相は23日、北京でイランのアラグチ外相と会談し、イランが米国と核協議を行うことを支持するとともに、この問題を解決しようとして武力を行使したり、「違法な」一方的制裁を実施したりすることに反対すると述べた。
中国外務省の発表文によると、王氏は国際問題や地域問題に関してイランとの協調と協力を深める用意があると説明。「中国側はイランが核兵器を開発しないと約束したことを称賛し、イランが平和的に核エネルギーを利用する権利を尊重する」と語った。
イラン外務省によると、アラグチ氏は米国との間接協議の最新状況を中国側に伝え、イランの核プログラムと制裁解除に対する中国の生産的な姿勢に謝意を示した。
両外相は米関税についても協議し、王氏は「米国の関税乱用は完全に人気を失い、国際社会から孤立している」と指摘。「国際社会は多国間主義を堅持し、国際関係を支配する基本的規範を守るためこれまで以上に団結する必要がある」と述べた。