OPECプラス8カ国、6月も生産拡大提案へ 実現なら2カ月連続

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の複数の加盟国が、6月に原油生産の一段拡大を提案する見通し。1日撮影(2025年 ロイター/Pavel Mikheyev)
[ロンドン 23日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の複数の加盟国が、6月に原油生産の一段拡大を提案する見通し。増産は2カ月連続となる。関係筋3人がロイターに語った。
OPECプラスの有志8カ国は5月5日に会合を開き、6月の生産計画を決定する。
3人の関係筋によると、一部の加盟国が5月に合意した量と同程度の増産を望んでおり、目標を堅持する加盟国と目標を上回る加盟国の間ですでに緊張が高まっている。
OPECとサウジアラビア当局のコメントは得られていない。
OPECプラスの有志8カ国は5月から日量41万1000バレル生産を拡大することで合意している。この予想外の決定と米中貿易戦争により、原油価格は4月に4年ぶりの安値に下落した。