韓国、対米協議で自動車関税の迅速な解決策模索へ=産業通商相

4月23日、韓国の安徳根産業通商資源相は、米国との通商協議で自動車関税を巡り迅速な解決策を模索する一方で、米国が防衛費問題を提起する可能性にも備えていると述べた。写真は15日、平沢港で撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 23日 ロイター] - 韓国の安徳根産業通商資源相は23日、米国との通商協議で自動車関税を巡り迅速な解決策を模索する一方で、米国が防衛費問題を提起する可能性にも備えていると述べた。
米国と韓国は24日に通商協議を行う予定。韓国に対する25%の相互関税は現在90日間の一時停止となっている。
安氏は米国への出発前記者団に「冷静かつ慎重に交渉の準備をしている。しかし、25%の関税の打撃が大きい自動車については、できるだけ早く解決策を見出すために最善を尽くすつもりだ」と語った。
2024年の韓国の対米自動車輸出額は347億ドルで、現代自動車や起亜がその49%を占めている。
安氏はまた、在韓米軍の関連費用問題が協議の対象となる可能性に備えていると述べた。
トランプ米大統領は、在韓米軍の駐留費用負担に関する協議の再開は、韓国との交渉の一部になると述べている。韓国政府関係者は以前、この問題は交渉の対象ではないと述べていた。