イスラエル、米との貿易協定に期待 関税停止終了前に=経済産業相

4月22日、イスラエルのバルカト経済産業相(写真)はロイターに対し、米国の関税一時停止が7月9日に期限を迎える前に貿易協定を結びたいと期待を示した。写真は昨年2月、アブダビで撮影(2025年 ロイター/Abdel Hadi Ramahi)
Federico Maccioni
[アブダビ 22日 ロイター] - イスラエルのバルカト経済産業相は22日、ロイターに対し、米国の関税一時停止が7月9日に期限を迎える前に貿易協定を結びたいと期待を示した。
アブダビ訪問中のインタビューで、「協議中の事案は多数あるが、双方とも合意の実現を楽観視している」と述べた。
トランプ米大統領は2日、数十カ国に対する包括的な関税導入を発表したが、その後中国からの輸入品を除く大半を90日間一時的に引き下げるなどした。
米国はイスラエルにとって最大の貿易相手国かつ最も緊密な同盟国で、2024年の相互貿易額は340億ドルに達した。
両国は40年前に自由貿易協定を締結しており、イスラエルのネタニヤフ首相は7日、新たな関税政策の発表後初めての外国要人としてホワイトハウスでトランプ氏と会談した。