USAID解体主導のマロッコ氏、国務省去る=政府高官

トランプ米政権による国際開発局(USAID)解体で主要な役割を担ったピート・マロッコ氏(写真)が国務省を去ったことが分かった。3月5日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
Humeyra Pamuk
[13日 ロイター] - トランプ米政権による国際開発局(USAID)解体で主要な役割を担ったピート・マロッコ氏が国務省を去ったことが分かった。政府高官が匿名を条件に13日、明らかにした。
同高官は「ピートは対外援助資金を徹底的に見直すという大きな使命を帯びて国務省に着任した。彼はその歴史的な任務を遂行し、税金の甚だしい乱用を暴いた」と語った。
さらに「われわれはピートの次の任務に大きなことが待ち受けていると期待している」と語った。
関係者らはロイターに対し、国務省の対外援助局長だったマロッコ氏が解任された可能性があると語ったが、詳細には言及しなかった。
関係者によると、マロッコ氏はつい先日まで、国務省に在籍し、10日には専門家らと会合を開き、対外援助の将来について協議していた。